Rie’s diary

おいしいものと旅行が大好きです。

ニューヨーク 宿泊事情(2018)

 とにかくホテル代の高いニューヨーク。高いのはホテル代に限らないのですが、やっぱりもう少しなんとかならないかと思ってしまいます。ということで、今回は仕事ではないので、いくつか試しごとをしてみました。とはいえ、結論としては、やっぱりミッドタウンのヒルトンは便利だろうということです。特に慣れないうちは、無理せずにヒルトンかホテルペンシルベニアがよいかと。

 

◇場所

 やはりマンハッタンのミッドタウンが便利だ、というのが結論なのですが、個人的にはロウワー・イースト・サイドやブルックリンが好きです。

 

 ブルックリンやクイーンズ、はたまたニュージャージなどのマンハッタン以外に宿泊の場合は、空港からの移動手段を考える必要があります。AirPorterやSupper Shuttleはマンハッタンが対象なので、ブルックリンなどは対象になりません。英語が苦手な方でも使いやすくて比較的安くすむ手段が使えない可能性がある、ということです。荷物が少なければ電車移動が使えますが、スーツケースを抱えてしまう方には、必ずしも地下鉄の駅にエレベーターがあるとは限らないのでオススメできません。

 

 今はやりのUberLyftもそれほど安いわけではないのと、特に空港でピックアップしてもらうには電話でやりとりをする必要が発生することもあるので、英語がダメだと厳しいかも。それに、空港についてすぐにネットにアクセスしなければならないので、その点の準備が必要になります。

 

 タクシーを利用するとしても、マンハッタンは定額($52+高速代やチップ等でだいたい$70ぐらい)で金額が読めるのですが、他の地域はメーター制になるので、ちょっと遠回りされるとすんごく高くなってしまいます。ブルックリンだと、$80ぐらいかかってしまいます。

 

 また、日本人の知っているタクシー「イエローキャブ」は基本的にマンハッタンの中のタクシーなので、ブルックリンでタクシーを拾おうとすると、タクシーに関する知識が必要になります。ちなみに、NYではカーサービスと言われる、電話で車を呼び出すシステムがあって(ナンバーがTの車がカーサービス)、ブルックリン等では、このカーサービスが日本人の感覚でのタクシーにあたります。地元の方がいれば電話してもらって呼び出すのが正解かと。また、ブルックリンから空港までもカーサービスであれば定額(チップ無し)で、だいたい$55ぐらい。タクシーだと、ルートによっては$80を超えてしまうので、カーサービスが利用できるのであればその方がよいです。

 

 さらにさらに。ブルックリンもクイーンズも地下鉄を使えばマンハッタンまでのアクセスは簡単。のはずですが、最近、地下鉄の工事が多くて、休日や夜は運行路線が変更になることが多々あります。例えば、昼間は止まる駅に止まらないとか。これが日本では考えられないぐらい「多々」あります。なので、路線図で「あ、こう帰ればいいんだな」と考えていた路線では、夜、帰れなくなることがあります。ええ、「夜」にです。かなり焦ります(こういう時には早々にタクシーに乗りましょうね。)。マンハッタン内であれば、そもそもそんなに変更はないし、歩いて帰れるし。

 

 こういうったことを考えると、マンハッタンのミッドタウンは便利なんだなぁ、と思いますし、ブルックリン等に宿泊される場合には、移動手段について考えておく必要があるということです。

 

 

◇NYにもカプセルホテルがある

 安く泊まる技として知られているのがゲストハウス。さすがにゲストハウスの2段ベッドは抵抗ある、という方には、個室タイプか、もう少し節約するならカプセルホテルタイプのゲストハウスが使えそうです。

 

 今回、私が利用したのはここ。Interfaith Retreats。ちなみに、2階がInterfaith Retreatsで、3階がChelsea Cabinになります。Booking.comなどから予約をどうぞ。

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 アパートの1階分のフロアに、共有のロビーとシャワー2ブース、トイレ3ブースに、20室ぐらいの板で区切られた個室スペースがあります。この個室を1つ占有できて、鍵もかけられるので、日本人には使いやすいかと。タオルも貸してくれます。スタッフも親切で、彼らも同じフロアにいるので、静かです。おそらく夜にうるさくしていると注意されるかと思います。

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 エレベーター等はないので、スーツケースは担ぎ上げになりますが、私の場合、結局、ゲスト&スタッフの方々がやってくれました。ラッキー。注意点としては、チェックインが夜中になる場合は注意が必要です。夜中は建物そのものに入るのに鍵がいります。入り口に電話番号が書いてありますが、電話するのは日本人には敷居が高いですよね(笑)。昼だったら、建物の中の入り口までは入れるので、そこでノックしていれば、ゲストかスタッフかが気がついてくれて、ドアを開けてくれるでしょう。チェックインの時間が早くなっても、また、チェックアウト後でも、荷物の預かり等が可能です。普通に親切な人たちによる普通に親切な場所です。

 ここのおもしろいのは、食べ物が食べ放題なこと。スタッフがベジタリアンの方々なので、肉食は持ち込みも禁止、だけど、パンやシリアルとお茶等の飲み物と果物が食べ放題です。これ、いいです、便利です。

 と同時に、retreatというだけあって、日常の空間から切り離されたような共通ロビーが心地よかったです。なんでも、この宿泊の費用で貧しい方々への食事提供を行っているとか。NPOみたいな団体なんですかね。

 でも、何よりもおすすめポイントはアクセスの良さ。ペンステーションから歩ける立地は、空港との移動もAirPorterが使えるので、かなり安くできます。もちろん、地下鉄駅のアクセスもいいので、どこにいくのもらくちん。宿泊費も安いですし、かなりの節約に成功しますね(笑)。

 

  ついでに調べていたら、個室の部屋+バストイレ共有のホステルもマンハッタン内に多数あるみたいなので、仕事ではないのなら、十分選択肢にはいるかと思いました。ま、ここは仏様とキリスト様が同居しているような、相当におもしろい場所でオススメですけれどもね。

 

 

◇民泊は慣れてから

 ホテルの高い(宿泊代も高いけれども、税金もめちゃ高い)NYでは、いわゆる民泊、あいている部屋の部屋貸しは普通に行われていて、私も、Airbnbが話題になる前から部屋貸しを利用しておりました。トリニティ教会の近くのところがよかったのですが、最近、Webページにアクセスできず。ちなみに、ここは高級アパートだったので、入り口にドアマンさんがいるし、エレベーターはあるし、アパート内にトレーニングジムも洗濯室もあるし、本当に使い勝手がよかったです。

 Airbnbでは、「日本語がわかる人」という指定ができるので、ホストが日本人のお部屋を探すことができます。やはり宿泊となると細かいやりとりが発生するので、英語が得な方はともかく、一般的な日本人では、相手が日本語がわかる人でないと厳しいかな、と思います。とにかく、民泊はNYという街になれてからの方がよいと思います。以下、気になっている点を書きますので、ご参考までに。

 

・場所:値段を考えるとブルックリンやクイーンズにしたくなるのですが、初心者はマンハッタンがよいと思っています。理由は上に書いた通り。でも、マンハッタンなら、お値段を考えるとホテルでよいかな、と思います。

 

・建物:アメリカの古いアパートには、エレベーターがないのが「当たり前」です。例えば3階のお部屋だと、日本よりながーい階段をスーツケースを持って上がらないといけません。

 

・荷物のロスト:万が一、飛行機の移動途中で荷物がロストしたら。その荷物をどこに届けてもらう?誰が受け取る??ホストも自分も外出予定があったらどうする???

 

・宿泊者として評価される:Airbnbでは、宿泊者として評価もしますが、評価もされます。気を付けましょう。

 

 NYに1週間以上いる、ような状況だと、確かに民泊は安くついて便利です。とにかくホテルの値段が高いので、スケジュールに余裕がある時であれば、選択肢の1つとして考えてみても良いかもしれません。でも、2,3泊だったら、ホテルが気楽で便利です。はい。