Rie’s diary

おいしいものと旅行が大好きです。

La Tache(ラ・ターシュ) (東京・神楽坂)

 神楽坂にあるワインビストロ。コンセプトとして「食べ慣れた大人がカジュアルに食事とワインを楽しみたい」とWebに書かれておりますが、本当にそんな感じ。カジュアルだけどワインも食事も一級品。コースも用意されているけれども、アラカルトでシェアもOK。カウンターで一人でワインと1品を楽しむこともできる。コースメニューを出してくれるフレンチもいいけれども、大人はそんなに量も食べないし、こんなワインビストロが近くにあったらどんなによいだろうか。

 

 いつのまにか神楽坂はフレンチの街に。神楽坂フレンチで検索をかけると、おいしそうなお店が次々と。日本の中でもフレンチのレベルが高い地域だと思われます。次々と新しいお店が開店して、ここで長く営業を続けるのは、大変なんだろうなぁ。

 

 知っている仏蘭西語は、ボンジュール、ボンソワール、メルシー、ラディシオン・シルブプレ(お会計、お願いします)の4つのみ、と言われている私ですが、本場フランスのみんなが行くレストランの料理は、飾りすぎていなくて大盛り。なんです。おしゃれにお皿に飾りのように配置された料理、あれがフランス料理、ではないと、私は思っています。なにせ、ムール貝はバケツの中に120コ入ってるからね(笑)。

 

 さて。プリフィクスのコースもありましたが、おすすめにしたがってアラカルトで。二人だと4品ぐらいが良いとのこと。

 

 ホタテとカニの3色テリーヌ。フレンチなのにイタリアンカラー(笑)。暑い日にさっぱりとしたお味でおいしかった。

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 エスカルゴとキノコのブルゴーニュ風。久々にエスカルゴ。

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 オーストラリア産、仔羊のロースト。お肉の火入れが抜群。やわらかく美味しくいただきました。

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 鴨とフォアグラのパイ包み焼き。パイを切り分けると、鴨肉の挽肉の中心にフォアグラ。パイのさくさく感が絶妙で、まったくくどくなく、美味しくいただきました。最後のパイ包みでおなかもいっぱい。でも食べ過ぎた感はない。

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 ワインはグラスでスパークリングをお願いして、あとはボトルで。サンテミリオンボルドーのワインですね。マスターの判断で、デキャンタしてもらいました。しっかりした赤なのに嫌みがない。おいしい。

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 お料理も「食べ慣れた大人のカジュアル」だけあって、本格的なしっかりしたものでした。どれもおいしくて、でも、飾りすぎていない。普段着な感じ。んでもなんでんも、フロアをしきるマスター。マスターが最高です。お料理の提供タイミングなどが絶妙で、これ、誰でも簡単に真似できるものではないです。客層も大人な感じで、普段着で、でも、おいしいものを。いいなぁ。

 

 カウンターでグラスワインと1品料理を楽しんでいる一人客の方も見られ、いいなぁ、こういうお店を行きつけにできると。やっぱりこの街のレベルは半端ないなぁ。

 

 

 神楽坂の坂を完全に上がりきったさらに先にあります。地下鉄神楽坂駅の2番出口を上がったところすぐ。このエリア、さりげに地元密着型のお店がたくさんあって、探検のしがいがありそうです。季節がよくなったら、また、来よう。

 

La Tache(ラ・ターシュ)
東京都新宿区矢来町122矢来イーストビル2F
03-3269-7650
営業時間:18:00~24:00(L.O.23:00)
お休み:日曜日、第2月曜日
https://www.la-tache.jp/