Rie’s diary

おいしいものと旅行が大好きです。

ユウベルホテル松政 (山口・湯田温泉)

 旧南部藩で暮らすようになって早14年。「先の戦争といえば戊辰戦争」の土地柄で、すっかり南部藩の一員として生活をしておりますが。

 

 なんと。このたび、とうとう長州にでかけることになったのです。をを、どうしよう、討たれてしまうかも(嘘)。

 

 お話をいただいた時に調べてみたら。盛岡からは8時間ぐらいかかる。そして。なんと最寄り駅が「湯田温泉」。えっ?温泉??火山あったっけ?非火山性の街中の温泉としてはお湯の量も温度もよいらしくて、いわゆる「温泉街」なんですよ。びっくりした。

 

 ということで、お宿を検索。しかし、いわゆる「温泉旅館」は一人では宿泊しにくいし、夕食もついてきて、お値段もなかなか。ビジネスホテルでも温泉付きのところがあるようなので、そうするか、と思っていたところ。

 

 ふっこう周遊割発見。

fukkou-shuyu.jp

 片道8時間かかる山口で所用を果たすには、前泊後泊の2泊が必要。やったー!対象じゃん。1泊4000円の助成金有り。ということで、再び温泉宿をチェック。

 

 としたら。前回はでてこなかった「ビジネスプラン」発見。チェックインが遅く、アウトが早く、朝ごはんが「和定食」になりますが、ということですが、泊まれない値段ではない。ということで、ちょっと奮発してホテル松政さんにお世話になることにしました。

www.matsumasa.jp

 本当は、朝いちで盛岡を出発して行きたかったのだけど。出発はお昼になってしまったため、到着は夜。松政さん。立派じゃないですか。ああ、夜ごはんをいただきたかった。バス亭の目の前なので、初めての場所のホテルとしても優秀です。空港や新山口駅からのバスが目の前に停まります。

 

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 広いロビーにはサンタクロースが。そして、着物を着たおねえさんたちがそこかしこで対応してくれるので、快適です。

 

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 安価なビジネスプランでしたが、お部屋は広め。ベッドのお部屋でした。せっかくだから和室が良かったかなぁ。夜、寝ていたら、お布団がベッドから落っこちてしまいました。

 

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 温泉は1階です。脱衣所も広いです。ドライヤーも化粧品のたぐいもちゃんと配備されていて、手ぶらでも快適です。タオルも1階で貸してくれるし。

 

 色がついていたり、においがしたりするタイプの温泉ではありませんが、広い内風呂に泡風呂にサウナに水風呂、それから露天風呂。お湯の温度はそんなに高くありません。露天風呂は頭が寒くて体がぽかぽかで、長く入っていられます。あたたまります。

 

 お部屋には、温泉や食事に行くとき用のかごバックをおいてくれています。たしかに作りは古い感じだけど、こういう気配りはうれしい。

 

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 朝ごはん。1日目。

 時間にあわせて用意してくれているので、お魚もまだ暖かい。なぜか、一人和室の個室での朝食でした。この日は、このまま夕食まで何も食べず。それでも別に困りませんでした。朝たっぷりはいいね。

 

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 朝ごはん。2日目。

 今日も個室。もしかしたら、2日目は洋定食でも良かったのかも。おなかいっぱい。けど、フルプランだと、もっと素敵な朝ごはんがでてくるらしい。私はこれで十分かなぁ。

 

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 なるほど、評判のよい旅館であることを納得。今度は、2食付きできてみたい。

 

 松政さんのお隣は松田屋さん。ここは明治維新を目指した「志士」たちが何度も会合に使っていたところ。と言われています。

 お庭を見学させていただきました。京風のしゃれた作り。こんなところで会合していたのか....東北勢はかなわないかも。という謎の「負けた感」。

 

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 山口の街は大内氏により作られたもの(長州藩ではなく)。なんとなく京風な雅な洗練された感じ。

 瑠璃光寺の国宝五重塔。手前の池に姿が映ってきれい。

 

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 山口の街を歩いていると、「明治維新150年記念」という言葉があちこちに。これは戊辰戦争で負けた側である東北地方ではみないもの。なるほど、おもしろいね。

 

 ちないに「獺祭」という文字も(笑)。獺祭以外では、東洋美人、雁木などがオススメとのこと。南部美人と東洋美人の飲み比べとかもおもしろいかも。

 

 地方ということでは同じような悩みをおそらく抱えていると思われる二つの街。これからも協力してやっていきましょう。うん。