今回の旅行の一番の目的。日本最北端(島を除く)の宗谷岬に行くこと。
実は宗谷岬での年越し&初日の出はライダーさんたちのイベントにもなっており、また、初日の出ツアーはいくつか出ていたようです。こちらにきてから申し込めるバス会社の初日の出ツアーもありました。
少し迷ったのですが、今回、ホテルの朝食をつけてしまったこと、そして、その内容が「おせちバイキング」という特別メニューだと説明されていたので、バス会社のツアーはあきらめました。ただし、内容はよさそうです。朝は5時すぎぐらいに出発し、宗谷岬、ノシャップ岬を回って、稚内温泉で暖まってお昼前に帰ってくる内容でした。もし、次に機会があったら、ホテルの朝食をつけずにこちらのバスツアーに参加するかなぁ。
1月1日元旦は、宗谷市内のバスもお休み。だから、公共交通機関派の人はなかなか行き先に困るのだけど、宗谷岬を通るバスは元気に動いています。なので、元旦は宗谷岬に行くぐらいしかすることがない(笑)。
稚内駅からバスに乗りますが、往復割引乗車券もあります。往復の方は、バスセンターに寄ってチケットを買いましょう。バスは、およそ1日4便ありますが、稚内からの往復に使えるのは2便。実際には午前中の1便しか選択肢はなさそうに思います。ので、私も午前中の1便に乗ってGO!
わかりやすいです。宗谷岬バス停で降りるとまんまそこにあります。
しかし、風が強い、本当に強い。まっすぐ歩けない。それどころか、背中から風を受けて滑って移動ができちゃうぐらい。何かにつかまっていないと飛ばされそう。
このときで、気温がマイナス9度に風が17mだとか。マジで死んじゃう気候です。
しかし、カモメは飛んでいる。
んでも、真冬に来たかった。そして、来て良かった。
風が強くて立っていられないので、座って自撮り(笑)。
テレビのニュースでは、年越しの時や初日の出の時には大勢の人出があって(吹雪の中で)盛り上がっておりましたが、元旦のこの時間帯は、北の最果ての地感満載。人も少なく、本当に寒くて、風強くてまっすぐ歩けない。つかまり歩きしないと危ない。風にあおられて海に落ちてしまう恐怖を感じる。
お土産やさんもお休み。どこもかしこもお休み。寒くても逃げ場がない。
最北端の神社。宗谷岬神社。こちらも、初日の出の時間帯には繁盛していた模様。今は扉が閉ざされていて最果ての地の神社感満載。
見ての通り、雪はあまり積もっていません。その理由は、風が強いから。
あっという間にホワイトアウトっぽい状況に。
帰りのバスまでの時間は約40分。このような気候状況の中での40分はかなりの難行です。人間は、まだ対策の立てようがありますが、スマホさんのバッテリーには絶えきれない温度だったようです。充電しようにも「温度が低すぎる」メッセージがでてくるという。ま、スマホで撮影しようということそのものが間違っていますよね。
バスの時間が近づいてきたところで、バス停に。一応、風をよけられる程度の待合室はあります。
しかし、こんな気候の中でもバスは定時運行。すごいなぁ。
稚内駅に戻ってきたところで、天候的に大丈夫そうだったので、少し歩きました。
まずは初詣に北門神社さん。宮司さんのいる神社としては最北だそうです。
霊験あらたか、おみくじをひいたら「大吉」でした。今年も良い年になりますように。
そこからさらに歩いて、北防波堤ドームへ。
ここから樺太行きの船が出ていた頃、道や線路に波のしぶきがかからないようにと作られたドームなんだそうです。当時は樺太に渡る人たちで賑わっていたんだそうで。デザインが今みてもかっこいい。ちなみに、この裏側はすぐ海。
自撮り。いや、まじめに寒いんですよ、このぐらい防御しないと歩けませんて。
今でも、夏になると、サハリン行きのフェリーが出ているそうです。ここから海外脱出というのもおもしろいかもしれない。
風が強くなってきて、歩くのも大変な状況になってきたので、今日はここまで。
真冬の稚内は気候によっては外に出られないと聞いていたので、本をしっかり持ってきました。こういう時は、早めにホテルに戻って、最近あまり読めていない本をゆっくり読んで、早めに就寝するようにしました。