今回、入院中のパジャマは、病院のをお借りしました。一日80円(税抜)程度で借りることができるので、これは助かりました。どうしても汚してしまうこともあるわけですが、そんな時も看護師さんは何食わぬ顔?で新しいパジャマに替えてくれます。説明では2日に1着、といっていましたが、かなり柔軟な運用。姉の入院の時には、パジャマの洗濯が大変だなーっと思っていたので、この「パジャマの洗濯」が発生しなかったのは本当に助かりました。
5日目は、千葉に帰る前の昼すぎにもう一度母がやってきたんですが、その時間帯に診察。母がお医者さんに「原因は?」「病名は?」質問していましたが、「この状態(寝たきり)だと検査もできないし」という回答。ただ、手足が元気に動くので、「手足がこのように動く場合は脳ではありません」と説明されました。
ごはんを食べないのも慣れてくると「そんなもんか」になってくる。アクエリアスを飲むと、おなかがゴロゴロなって、ガスがでてくるから、胃腸は動いているみたい。けど、食べていないしおしっこの管も入っているからトイレの心配もなく、そのままお気楽に寝ていられるのはそれなりに快適になってきたりします。ビバ、寝たきり!
手足は元気に動くけれども、頭を動かすと気分が悪くなので、寝たり起きたりの動作はかなり負荷が高い。「頭」の位置の変化が大きいほど気分が悪くなるので。起きたら起きる、寝たら寝る、がよさそう。そして、どちらかというと「起きる(頭を立てておく)」方が負荷は少ないみたいだ。
ということで。午前中は血圧測ったり体を拭いたりなんだりで寝た状態が必要なことが多いので、午前中は寝る、午後は起きる、アクエリアスでおなかが反応しているので、ベッドから出てトイレに行けそうなタイミングでおしっこの管をぬいてごはんを食べる、といった復活計画を自分なりに立ててみました。
ところ。
6日目にもなって寝ている状態の私を午前中に診察にきたお医者さんが。
「寝たきりになるぞー。」と体を起こしにかかる。えー、だって、また体拭いてもらうときに寝なくちゃいけなくて、寝たり起きたりは大変なんだよー、と思うけれども、「あなたみたいな若い人はもっと早く起きてますよ」「おなかすくでしょう」「そろそろ仕事もしないとダメなんじゃないの」「やることなくて退屈でしょう」とかいろいろと説教をされる。んで、「週明けに退院だー」とのたまう。まぁ、急性期の病院だから長居されると困るのだろうけど、自力で歩けない状態で娑婆に出られないよ、私は。
ということで、体を起こして、車椅子でトイレに移動する計画をたて、6日目の夕食からごはんを食べることに。
ま、確かに長く寝ていました。そのうち2日はたぶん生理痛で、看護師さんも言っていたけど、普段の不摂生がこういうときに噴出してきて、本来の病状に加えて2日はよけいに寝ていたと思います。若いと言っていたけど、年齢的には更年期の女性ですから。更年期の不調が出てきていたとすれば、そういうこともあります、きっと。
診察の後に、着替えのために結局また体を倒すことに。そのあとは、指示に従って?ベッドを上にあげて体を立てていました。暇なので、スマホ廃人化。常にスマホを見ている感じ。この時期からFBへの投稿もできるようになってきました。メールに返信もできる。というか、フリック入力がうまくなってきました。でも、ノートパソコンだと難しかったと思う。スマホ時代、すごいなぁ。
ということで、18時。ごはんの時間。
ごはんは五分粥にしてもらいました。
病院食としては美味しい方だという噂の病院食。久しぶりの五分粥は味がなくて、梅干しでも入れたいところ。ほうれん草のおひたしみたいなのが美味しくてするすると食べる。他のおかずは残念ながら食べられませんでした。そして。五分粥だけなのに、1時間近くかかりました(涙)。
同室の他の方々は15分ぐらいで食事を終わるようで、20分すぎると看護師さんがお膳を下げに来るのだけど、私はいつもまったく間に合わない。食べるのにもすんごく体力を使って、ベッドにもたれて膝をたてて膝にお椀をのっけてお粥を食べていました。
食後は歯磨き。看護師さんがコップにお水を用意してくれるので、それを使って歯磨き。うがいは勾玉の病院ボールにペッとします。久しぶりの歯磨きは気持ちよかった。早く普通に生活したい。
ということで初食事の次の日の朝。
朝はなんともしんどくて朝食の写真を撮る元気もない。背もたれにもたれて膝立てて膝にお椀をのっけて30分ぐらいかけておかゆを食べ。
きたーっ!
きました。トイレ行きたいです。でも、その前におしっこの管を抜かないといけないです。管を抜いたあとは、膀胱が正しく動いているかを確認するために、おしっこの量を測定します。
ということで、看護師さんにお願いして車椅子になんとか乗ってトイレまで連れて行ってもらいました。ええ。勢いよく音をたててピー(以下略)。しかし、足は問題ないはずなのにうまく立てない。バランスって大切なんだなぁ。
午前中の診察も車椅子で。おなかが暴走していることを伝え、整腸剤を処方していただきました。なかなかこの診察の仕組みがわからなかったんですが、入院していた科が耳鼻咽喉科で、予定手術の方がほとんどだったので、みなさん、朝食後に診察室に集まって診察を受ける仕組みだそうです。相変わらずお医者さんは「もう退院だねー」というけれども、看護師さんに聞いたら「もう少しかかると思いますよ」だと。原因もよくわからないし、再発怖いし、車椅子使っている段階で退院と言われてもなぁ。入院常連客でもないし。
7日目のおひるごはん。私は実はカニはともかくカニカマがすんごく苦手で。カニカマ料理は多く出てくる、ということなので、カニアレルギー対応にしてもらいました。カニアレルギーでカニカマもよけてくれるようです。このピンクのフルーチェみたいなの。美味しかった。
の以前に。またしてもおなかの危機。
ピンクのはまた食べまーす。と伝えて、車椅子でトイレへ。またしてもピー(以下略)。うう、体力奪われるぞ。
トイレから戻ってきてからピンクのフルーチェを食べて、歯を磨いて午後のお時間。午後は時間があるので、スマホ廃人生活続行中。今月はパケット代、かかりそうだなぁ。お昼寝すると夜に眠れなくなるので、お昼寝禁止を自分に言い聞かせ、守っております。
午後9時の消灯後はカツンと寝落ちするのですが。真夜中に目が覚めて、うつらうつらで落ちそうな朝6時に起床。なんとも朝が調子が悪く、困ったものです。
この間も飲み友さんが帰りに顔を出してくれて。パンツを洗ってくれていたのでした。私はまだ隣の棚にもアクセスできない。棚がある側の方が「苦手な方向」となってしまい、何かしようとすると猛烈に気持ち悪くなる状態が続いております。
体を立ててごはんを食べられるようになると、点滴とお別れです。救急で入ったので、とりやすいところとして左腕の肘の内側でとっていて、腕を曲げると痛かったのですが、2回目はもう少し手に近いところに。でも、点滴つなぎっぱなしは終わり。お薬用にルートは残してあります、という状態です。
点滴の後は1週間でもそれなりに後になっていて、これは何か月も点滴につながる人は大変なんだろうあぁ、と思いました。