電車で花巻駅まできてから、そこから路線バス。花巻南温泉峡の送迎バスがあるんですが、時間帯が微妙なので、早めに着くバスに乗って大沢温泉へ。
へたれなので、山水閣へ。ここは助成金がないとなかなか来られません。
すぐそばで水車が動いていて、神社も。お参りをします。
バスで向かったので、14時頃に着いてしまったのですが。試しに受付できいてみたら、チェックインできました。ラッキー。フロントの対応も良いし、一歩入ると一面の緑でさすが!
お部屋は、多分、本館の和室10畳バス・トイレ付きと思われ。お部屋お任せの安めのプランだったんですが、良いお部屋。なんと渓流側。多分、この下が豊沢の湯。部屋についているお風呂は温泉ではなさそうですが、檜の香りがなんとも安らぐ感じ。
部屋の外がこんなん。
おへやにはバスタオル、タオル、浴衣、羽織、歯ブラシ、ブラシ、ひげそり、シャワーキャップなど、一通りそろっております。大沢温泉の浴衣がかわいいので、パチリ。
大沢温泉といえば自炊部。端のお部屋だったので、隣の扉から自炊部へ。案内がついていてわかりやすい。でも、中は迷路。お食事処やはぎや売店に活気があって、良いなぁ。売店便利。うっかりチューハイやアイスを買ってしまう(笑)。スイカもOK。
共同炊事場。
10円ガス。
お鍋や食器もある。掃除が行き届いていて、どこもきれいです。
大沢温泉には、現在、5つのお風呂があります(1つお休み)。
一番有名なのが大沢の湯。混浴。試しに入り口まで行ってみましたが...圧が強くて諦めました。しかし、菊水館への橋を渡っていると。
まるみえ。
この写真もかなり気をつけて撮影したのですが、思いっきり丸見えです。大沢の湯は20時から21時の間だけ女性専用となるのですが、確かに昼間の時間帯は難しい...。けど、夜に入ってみましたが、開けた露天風呂で開放感が気持ち良いのです。ずるいなぁ、男性だけが昼間にこの開放感を味わえるなんて。
それもあってか、女性専用の露天風呂「かわべの湯」があります。本当に湯船だけの露天風呂ですが、独り占めできるので楽しい。
藤の花がきれい。
こちらの自炊部に大沢の湯、かわべの湯、薬師の湯があります。まさに昔の湯治場のお風呂で、シャワーとかそういった洒落たものはないです。お湯もそのまんまに源泉掛け流し。
この大沢温泉のお湯は、なんとなく緑かかっているように見えます。そして、かすかに「川の匂い」がします。水辺の匂いというか。金魚がいるような匂い。そして、少しとろっとしていて、お肌がつるつるになります。
自炊部の温泉は、もう少し季節が進むと虫も多そうだなぁ。そういうレトロな自然の中の温泉そのまま。
山水閣の方に豊沢の湯、山水の湯、家族風呂があります。こちらはわずかに循環させてる温泉。そんなに川の匂いは気にならない。シャワーもあるし、シャンプーやリンス、脱衣所のドライヤー、化粧水なども完備。こういった身支度をするのであれば、山水の湯がおすすめ。シャンプーも良いものをおいてある。また、日帰りで来られるお客さんも豊沢の湯に入られているようです。ちなみに、源泉掛け流しの家族風呂は熱すぎて入れませんでした。せっかくの源泉掛け流しでもお水入れないと入れないのではねぇ。
お食事です。広い会場で椅子に座ってゆったりといただきます。今回は一番安いお料理少なめプラン。
小鉢:蕨お浸し
酢の物:三陸産とろろめかぶ
お造り:寒八 鮪 白ボタン海老
焼物:油目若草焼
これ、面白いです。「若草」の部分。「若草」でお魚を包んで焼いています。姫竹うれしい。マヨネーズがおいしい。
煮物:鰈オランダ煮
揚げてから煮るのでオランダ煮?
温物:岩手牛&白金豚しゃぶしゃぶ
この安いプランでしゃぶしゃぶついてきた。わーい。お肉もしっかり入っていて食べ応えあります。
花巻産のごはんと、止め椀:夏野菜飛龍頭の味噌汁です。枝豆入りで歯ごたえもしっかり。香の物:二点盛りでお漬物付き。こういうお漬物、美味しいんだよね。
水菓子:わらび餅 ロールケーキ アイス
写真撮る前に食べちゃいました....。
大満足です。安いプランでこれだけでてくるなら、もうそのプランしかないです(笑)。
担当のお姉さんに、「完食されましたねー」とすごくうれしそうに言われました。近所の藤三旅館でも言われるので、残す女性が多いのかなぁ。まぁ、私も、この日は朝からスムージー1本とセロリのみで過ごしたからね。しっかり食事を楽しめるように。もう若くないので、準備が必要。
女性は20時からの大沢の湯タイムに備えなくちゃいけないからね。余裕を持たせておかねば。ここがどうにも不公平なのだけどね。
朝はビュッフェ形式でした。私はビュッフェ形式は落ち着かないので、定食が良いなぁ、と思うのですが。特に特徴もなく、外れでも大当たりでもなく、そして、お漬物類がやたらおいしい朝ご飯でした。
お風呂パラダイスの大沢温泉。今回は、かわべの湯→薬師の湯→豊沢の湯→(食事)→大沢の湯→かわべの湯→(就寝)→かわべの湯→家族風呂→山水の湯→(食事)という感じで、独り占めできるかわべの湯を起点に楽しみつくしました。ここは楽しい。
山水閣はさすがの旅館。お値段ももちろん高めだけれども、お部屋の設備もスタッフの対応もすんごく良い。湯治部に泊まるのは、さすがに厳しいかなぁ、と思うので、そうするときれいなお部屋に泊まって湯治場の昔ながらの温泉を堪能、するには、ここは良いんだろうな。おもしろかった、楽しかった。そして、全身に浴びた新緑が元気を与えてくれる。ありがとう。また遊びに来ます。