Rie’s diary

おいしいものと旅行が大好きです。

西成(2)~あいりん・釜が崎・飛田新地 (大阪)

 日曜日は本来の予定があったため、次の探索は月曜日。前日の帰りが23時ごろになってしまったこともあり、月曜日、朝6時に目が覚める。

 

 あ、寝坊した~っ!

 

 と思って、パジャマにしていたリラコ+TシャツにGジャンをはおり、とりあえず顔だけ洗って、足下はサンダルのままセンターへ。

 この地区でセンターというと、新今宮駅前にどーんと立っている「あいりん労働公共職業安定所」の建物一帯のことを指します。この奥に「西成労働福祉センター」があります。病院も併設されているようで、この建物一帯を「あいりん総合センター」と言うようです。

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  100年持つ、と言われた建物だそうですが、なぜ、こんなに「廃墟感」にあふれているのだろう。

 

 なぜ、寝坊した、と思ったのか。

 

 この街の朝は早く、朝4時から路上での露店販売が行われ、朝5時にはシャッターがどーっと開いて、仕事を探してるおっちゃんたちが「早い者勝ち」で仕事をゲットしにくる、と。話を聞いていたからです。

 

 残念ながら、7時ともなると「西成労働福祉センター」の窓口はしまってしまい(6時~7時の繁忙期のみあいているらしい)、歩いていると、仕事をゲットしたおっちゃんたち複数人が集まってワゴン車に乗り込んで出発する姿を見ることができます。確かに仕事をゲットできるおっちゃんたちはぱりっとした格好をしていて、きっと、彼らはちゃんとドヤで暮らしているのだろうと思います。

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  センター周辺は、朝7時ごろは車の往来も多く、おっちゃんたちを迎えに来るワゴン車もたくさん走っていて、活気に満ちた雰囲気でした。だけど、それでも、おそらくもう今日は仕事をしないのだろうおっちゃんたちもセンターの中にいます。残念ながら、格好もワゴン車に乗っていくおっちゃんたちに比べるとしんどい感じで、これを「怖い」と表現しているブログ記事なども見かけます。朝7時すぎてここにいる、ということは、今日はお仕事はしない、ということなんですよね。

 

 そこから少し歩いてみます。

 この「センター」、移転計画があるようです。って、移転したら、今、あのあたり(の路上)で暮らしている人たちはどうなるのかしら。地区に限れば、おそらく「きれい」になるだろうけれども、だからといって、個々の「人間」の抱える問題は解決しないはず。なんか、状況はもっと悪化しそうな気がします。って、ほとんどニュースにもならないし、いいんか、これ。

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 おっちゃんたちが集う三角公園の横にある警察署。なんかものものしい。

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 朝の7時ぐらいからワンカップを飲んでいらっしゃるおっちゃんも多かったです。たばこも多いですね。今、都市部では歩きたばこする人は少ないですよね。


 

 さて。朝だったこともあって、近くの飛田新地にも行ってみました。日本最大で最後の花街と言われているところです。大正時代の遊郭の建物をそのまま使っているそうで、木造2階建ての「料亭」がそれこそ軒を並べていて見応えがあります。もはや文化財ですね(笑)。一昨日の夜、このちょうちんに灯がはいって、本当に「キラキラ」していたことを思い出します。いやー、おとこってやつは(笑)。

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 Googleさまにきいてみると、色々と写真もでてくるので、好奇心をそそられてしまうのですが、女人禁制です。夜、女性がこの街を「物見遊山」するのは、働いている方々に失礼だろう、ということですね。

 

 ここ、地図上では道1本なんですが、段差があるんです。ニューヨークでも、コロンビア大学などがあるモーニングサイド・ハイツといわゆるハーレムが道1本で隣り合っている場所があるのですが、実際に行っていると、道1本ではなく、かなり大きな段差があります。上が高級住宅地のモーニングサイド・ハイツで、低い方が言わずとしれたハーレム。それを思い出しました。この上の道路は、普通に小学生たちが歩いています。

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 昔は、遊女の方が逃げ出せないように、ということで「嘆きの壁」があった場所だと言うのですが、この場所に遊郭が置かれたのは、「地形」、特に段差は大きな影響があるのでしょうね。

 

 

 朝ごはんの時間になるので、帰ろうと歩いていたところ、銭湯発見。「手ぶらでも入れます」(タオルレンタル20円)と書かれていたので、衝動的に(?)とぷん。銭湯で朝風呂。贅沢です。リラコ+Tシャツでそのまま外に出て銭湯にいける雰囲気は大変気に入りました。そして、私もおばちゃんになって、自由度が増したのだろうと思います。

 

西成(1)~あいりん・釜が崎 (大阪)

 盛岡の方だと、西成、あいりんときいてもおそらく何も思わないだろうなのですが、関西地方出身者なら必ず「足を踏み入れてはいけない場所」という回答になるだろうところです。日本三大ドヤ街の1つ。おそらくその中でも最大。

 

 ドヤの語源は「宿(やど)」。昔から逆さに読むセンスがあったんですね~。ドヤ街というのは日雇労働者さんたちが泊まる3畳風呂トイレ共同みたいな簡易宿泊所がたくさんある街のことで、裏を返すと日雇労働者さんが職を求める場所や寄場などがあるところでもあります。「ドヤ街のおっちゃん」というと、日雇労働者さんでいわゆる「おうち」を持たないおじさんのことを指すことが多いです。日雇いなので仕事がない日もある、おうちを持たない、ということは、一緒に暮らす家族がいない、ってことですね。

 

 でも、なぜ、私が「ドヤ街」などの言葉を知っているんだろう?自分でも不思議に思うのですが、記憶をたどると、おそらく灰谷健次郎さんの本が最初の出会いなのではないか、と。お姉ちゃんが読書好きだったので、うちにはちょっと難し目の本がたくさんあって、自由に(お姉ちゃんには怒られたけど)読むことができて。今となって、その環境をありがたく思うのです。

 

 それから、場所は違うけれども「蟻の街のマリア」と言われた北原怜子さんは、実は中高の先輩にあたるらしく、先生方からきいた彼女の話もなんとなく記憶にあるんですよね。

 

  さて。今回、ココルームさんにお世話になるために大阪は西成へ。伊丹空港からは、いくつかのルートがあるのですが、伊丹空港が新しくなっているのに驚いてそのままモノレールに乗ってしまいました。そうなると、伊丹空港千里中央-動物園前、という移動になります。千里中央での乗り換えが面倒なんですが、そこからは1本でいけるのでやっぱり便利。1時間ぐらい。リムジンバスであべの橋駅やなんば駅に移動して、そこから電車、という方法もあります。

 

 動物園前。通天閣や新世界への最寄り駅。今回は反対側の動物園前一番街の商店街に入ります。

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 土曜日の昼間でしたので、人通りも多く、アーケード付きのレトロな昭和の商店街の雰囲気満載。また、「カラオケ居酒屋」が数多くできていました。「カラオケ居酒屋」は、盛岡にたくさん残っている「カラオケスナック」と作りは一緒です。カウンターがあって、カラオケが歌えるようになっていて、カウンターのお客さんと中にいるお姉さんでカラオケを歌っています。ただ、お姉さんは日本人ではなさそうだな、と思いました。若い方が多かったけれども(盛岡だと、カウンターのママもレトロなことが多いので)。着いたのは午後でしたが、楽しそうな歌声が商店街に響いています。

 

 今日の宿泊場所のココルームさんはアートのNPO。この日は、R大学のゼミの学生さんたちが来ていらして、ホームレスの方々に手作りのおにぎりを配る「夜回り」を実施するとのこと。私もおにぎり作りから参加させていただくことにしました。

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 みんなのメッセージを一緒につけるのですが。ごめんなさい、おにぎりが小さいのは私のせいです。ちょうど、おわんにごはんを盛る係をしていたのですが、慣れないので、盛りのごはんの量が一定せず。ちっちゃなおにぎりもできてしまった、ということです。
 

 ごはんを食べて一息ついた夜8時。人数が多かったので、2手にわかれて夜回り。私が入ったグループは、山王商店街をまわって、それからいわゆる「センター(あいりん公共職業安定所)」のあたりを歩きました。三角公園の方とかは行っていないです。路上で寝ていらっしゃる方がいらしたら、姿勢を低くして声をかけて、おにぎりとお菓子とお茶とメッセージをお渡しします。

 

 私は東京での生活が長いし、多摩川河川敷のブルーシート小屋暮らしのおっちゃんと、うさぎを介して仲良しだったりしたので、加えて、ガイアナトリニダード・トバゴキューバ、ロシア、ニューヨークなどの多種多様な国への訪問経験もあるので、おそらくいつのまにかかなり色々なものに対する許容範囲が広い人間になっていると思われ。

 

 あ、みなさん、いらっしゃる。ぐらいで受け取ってしまったのだけど。

 

 学生さんたちには、相当に衝撃を受けたようでした。おそらく、今のうちの学生さんたちだったら、相当に衝撃を受けるでしょう。盛岡にはほぼホームレスの方がいらっしゃらないので。ちなみに、盛岡で困窮した場合はどうなるのかを不思議に思っているところ。

  

 夜回り後、振り返りと言うことで学生さんたちの感想をきいていました。「怖かった」という思いは、それはそれでいいのだと思います。

 

 だけど、思い出したのが、震災直後の学生さんたち。被災地にボランティアに入って、色々と活動を続ける中で、今でも申し訳ないと思ってしまうぐらい、一気に「大人」になってしまって。「大人」にならざるを得ない大変な経験をして。今回の学生さんたちが、ゆっくりと大人に向かう姿を見て、気がつかないかもしれないけど、それは幸せなんだよ、と。久々に思いました。

 

 アーケード商店街は夜も11時ぐらいまで明るくて、観光客を中心に人通りもあり。んでも、やっぱり夜は女性1人歩きは、少なくてもアーケード街以外は、やめておいた方がよいと思います。

 

 移動途中、道の向こうに見えた飛田新地は、本当にその通り「キラキラ」していたのが印象的でした。外側は真っ暗なのに、中はきらっきら。ちなみに基本的に女人禁制。うっかり間違えて入ってしまわないように、気をつけて歩きましょう。

 

 

ココルーム ゲストハウスとカフェと庭(大阪)

 ちょうど関西地方での宿を探していたときに、友達がFBに紹介記事を掲載していたので、ポチッと予約。一応、このゲストハウスがある「場所」についての知識は多少はあったので、事前に色々調べて、日程にも余裕をもたせて行くことにしました。

 

 さて。

 場所はめちゃめちゃ便利です。伊丹空港からは、リムジンバスでなんばかあべの橋に出て地下鉄、もしくは、モノレールで千里中央駅で地下鉄に乗り換えます。動物園前下車。地下鉄出口すぐの動物園前一番街に入ります。

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 それなりにびびりなので、午後早めにチェックイン。ゲストハウスの入り口はなかなかにファンキー。

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 入り口入るとカフェ。奥が庭。その間にゲストハウスへの入り口があります。カードキーでセキュリティも万全。部屋タイプはいくつかあるのですが、一応、お仕事なので、個室にしました。シャワーとトイレは共同。すんごくきれいです。

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 近くに銭湯がいくつかって、朝は6時から、夜は12時すぎまで営業しています。銭湯、2つ行きましたが、どちらもきれいでした。盛岡の銭湯の方がよっぽどディープ。商店街の中で、夜も11時ぐらいまでは明るいので、女性の一人歩きでも大丈夫。ゲストハウスなので基本的になんでも「持参」なんですが、バスタオルは100円でレンタルできます。近くにスーパーがあるし、商店街の入り口にはファミマもあるし、何でも手に入るので大丈夫。(トリニダード・トバゴ等だと「手に入らない」を基本に準備をしないといけないからね・笑)

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 銭湯は、男湯の方がディープらしいです。さすがに私は入れないので、ぜひ、その目でご確認くださいませ。

 

 夜ごはん。事前に頼んでおくと、スタッフや他の宿泊者の方々と一緒に食べることができます(700円)。大勢で囲むふつうのごはんの食卓は、飲み会とはまた違ってほっとします。私は結局自分の家庭は持てなかったのですが、そして、それはどこか人間性に欠陥があるのだろうと自分でも思っているのですが、でも、それでも受け入れてくれるのが心地よい。

 この日は、大学のゼミ単位できている学生さんたちが一緒だったので、カレーライス。これから盛り付けます。

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  朝ごはん。500円。

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 事前に頼んでおけば、お昼ごはんもまかないで食べることができます。700円。

 

 大阪のど真ん中なのにお庭がきれいで。涼やかな風が包み込んでくれます。いろんな人が出入りするので、いろんな人とお話することができます。確かにちょっと疲れるけど、それは貴重な体験。

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 ここは、アートのNPO法人こえとことばとこころの部屋(ココルーム)さんが運営する「ココルーム」。「ココルーム」さんでは、カフェやゲストハウスの「ふり」をして、そこに集う人たちとの会話や問いから、さまざまな活動が生まれています。

 

 支援を目的としているのではなく、「表現」がベースにあるところが興味深いです。自分の気持ちを表に出し、相手に伝えること。自らその声を聞くこと。お互いの存在を認め合い、表現できる場づくりを大切にしているようです。

 

 

 ココルームさんのWebページには、繰り返し「多様なであいとは、面倒なことも、突飛なことも起こります。」とあります。多様性とは、多様性を認め共存する社会とは、おそらく様々なところでコストがかかるんだと思います。だけど、そのコスト以上のものがあるはず。

 

 私は、仕事柄、システム連携に挑戦するのだけれども、連携というのは本当に大変で。勝手に連携はしないので、2つのシステムを連携させようとすれば、双方に相当の連携のためのコストがかかります。それこそ、もう1つシステムを作るぐらいの。だけど、うまく連携させれば効果は抜群。単独では絶対にだせない結果をもたらしてくれます。

 

 おそらく、同じように「多様なであい」にはコストがかかるけれども、でも、それを排除したら絶対にないだろう良さがあるんだろうなぁ、と思いながら。

 

 

特定非営利活動法人 こえとことばとこころの部屋(ココルーム)

ゲストハウスとカフェと庭 ココルーム
大阪市西成区太子2-3-3
Tel&Fax: 06-6636-1612
E-mail: ココルーム <info@cocoroom.org>

SALUTE(サル-テ) ~ 地産地消イタリアン酒場(盛岡)

 盛岡はさりげにイタリアンが手頃な値段でレベルが高いです。海の恵みも山の恵みも豊富なこの土地に、イタリアンはなじむのでしょう。素材がいいからどんな料理もおいしくなるのだと思いますが、素材の味を活かすイタリアンって、やっぱりおいしい(笑)。お値段がそれほど高くないところも魅力です。

 

 まさかの名店会館に存在するサルーテさん。青森出身、SEから脱サラしてお店を構えたイケメンマスターが迎えてくれます。この昭和な雰囲気満載の「名店会館」、実は、今風の名店が次々に入ってきているという。

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 こじんまりした店内は、照明も暗め、音楽も抑えめで落ち着いた雰囲気。

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 最初はスプマンテをグラスで。

 

 お通し。

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 今日のオススメは黒板に書かれています。食材は基本的に岩手県のものね。

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 お水もお塩も油もすべて地産地消のこだわり。

 

 さて、今日のお目当ては生ウニパスタ。生ウニを1瓶使っている贅沢でお得なパスタ3300円(ハーフ1980円)。このお値段でこれだけの生ウニ。ってか、生ウニ1瓶で3000円ぐらいしちゃうのだけど。ありがとうございます。

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  え、瓶って?と思われた方。ぜひ、初夏の北東北にいらしてください。牛乳瓶に生ウニがつまって売られております。この瓶の生ウニは、板に並べられているウニと違って、さっぱりさらさらなので、すいすいと吸い込まれていきます。

 

 イタリアンなのに日本酒。今日は原価祭りで日本酒を原価で出して下さると。青森の豊盃。一合もっきり280円。

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 誘い合わせたわけではないんですが、友人1、友人2が相次いで来店。ということで、予定では上記で終了だったはずが、その後も続きます。

 

 鹿の舌。付け合わせはマッシュポテトじゃないですよ。これ、いいです。おいしいです。

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 豚のカツレツみたいなの。こんなに食べてるのにさっぱり行けます。ワイン、追加しちゃっているのバレバレですね。ボトルワインも県産品からイタリアものまで、幅広く扱っています。

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 常連さんが多く、混んでいる時も多いので、確実に入りたいときには予約がベスト。盛岡の人はおいしいものに目がないんです。特に生ウニパスタは季節が限られますので、事前に問い合わせてみてください。

 

サル-テ

岩手県盛岡市大通1-11-18 名店会館2階
019-651-1186

平日 18:00~24:00頃
金・土・祝前日 18:00~深夜2:00頃

日曜日はお休み。

Ariv ビアレストラン アリーブ(盛岡)

 ホテル東日本の地下にあるアリーブさん。地産地消のビールとお料理を手頃なお値段で楽しめるレストランです。

 地下蔵な雰囲気がおいしいビールを飲ませてくれそうな感じ。

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 ビールでかんぱーい。盛岡が誇るクラフトビールのベアレンビールだけでなく、銀河高原ビールや一関のクラフトビールであるいわて蔵ビールなども扱っています。

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 まずは、前菜盛り合わせ。2人前1000円でこんな感じ。3〜4人前だとどんな感じなんだろう。

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 八幡平ねばり芋(長芋)のポテト・フライ。ジャガイモとちがって、あの粘りがもっちりした感じになって、おいしい。

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 門崎丑のトリッパの煮込み。700円。

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 この日は白金豚フェア中。

 白金豚のカツレツ。1300円

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 ひれ肉のサルティン・ボッカ。1200円。ちょっとしょっぱかったかな。ビールにあいそう。(この時にはビールではなかったのだ・笑)

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 隣のテーブルさんのデザートが素敵だったので。

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 3人で一皿のデザート盛り合わせ(笑)。1000円。2種のアイス、桑茶のカタラーナ、二子里芋しっとりショコラ。カタラーナとは、カスタードクリームを凍らせたようなスイーツなんだそうだ。桑茶の風味がおいしい。

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 3人で、飲み物3杯にお腹いっぱい食べて、一人4000円でお釣りがきました。20時前から23時半ぐらいまで。なかなか居心地よいお店です。

 

 

株式会社アリーブ | 皆様に楽しく居心地の良い食の場を。ディナー・ランチ・結婚式2次会・女子会・各種ご宴会

 

ビアレストラン アリーブ盛岡店

岩手県盛岡市大通3-3-18 ホテル東日本B1

Tel: 019-621-4055

日〜木/17:00〜24:00(L.O.23:00)

金・土・祝前日/17:00〜25:00(L.O.24:00)

定休日:月曜日

銀河堂1890 Sweets&Bakery(盛岡)

 休日の朝の贅沢。銀河堂1890 Sweets&Bakeryのモーニングセットを楽しみました。

 モーニングセットは、

 A)お好きなパン2種類+スープまたは飲み物

 B)厚切りトースト+スープまたは飲み物

 の2種類で500円です。このあたりのモーニングセットはもう少し安いのですが、この「お好きなパン2種類」がなかなか。銀河堂さんのパンはちょっとお高めなので、なかなか買う機会がないのですが、そのパンを2つ選んで良いと?!これはうれしいサービスです。パン単品で購入した場合は500円を超えてしまう組み合わせもOKだとのこと。うほ~。

 ということで、パン2種類。おそらくこれだけで540円ぐらいになるはず。組み合わせは迷った末にスープにしました。

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 店内にはモーニングセット用にトースターやジャムやバターが用意されており、パンを焼くことができます。これがうれしい。トーストじゃないけど、焼いてから食べてみました。最近はあまりこの手のパンを食べないせいか、おなかにずっしりたまります。これにコーヒーや紅茶の飲み物追加200円ぐらいであると、本当にありがたいんだけど。

 

  他のお店が10時からなのもあって、それなりにお客さんが入っています。朝8時から22時まで。営業時間が長いから大変だ。

 

 ちなみに、夜は1000円以内でおしゃれにごはんを食べられる場所として愛用しております。カフェなので18時ぐらいまでは混んでいますが、それ以降は比較的ゆっくり過ごせるように思えます。お正月の限定メニュー「杜仲茶ポークと彩り野菜プレートセット1000円」は、ワインセットは終わりましたが、今は南部鉄器でサーブされる紅茶をセットにして楽しめます。うれしいね。

riechan.hatenablog.com

銀河堂1890 Sweets&Bakery
盛岡駅フェザンおでんせ館1F
営業時間8:00~22:00
電話番号019-681-1890
※休みはフェザンに準じます。ということで、お休みは滅多にありません。

寺山修司記念館(三沢)

 青森県三沢市にある寺山修司記念館に行ってきました。

 お目当ては「竹宮恵子トークショー」。同世代の方ならおわかりかと思いますが、竹宮恵子さんや山岸凉子さん、萩尾望都さん、三原順さんらって、もはや「漫画家」でイメージされる範囲内を超えていますよね。って、彼女たちの表現したいものにふさわしいのが「漫画」(絵)という表現手法だっただけで、もしくは彼女たちが表現しやすかったのが「漫画」(絵)という手法だということで、内容が、「文学>漫画」ではないということ。これは、世代がちょっと上になると難しいみたいです。若い人たちはどうなんだろう?

 ということで、今回は電車で挑戦。意外とスムーズに行けたので驚きました。

 盛岡駅からIGRいわて銀河鉄道に乗りまして八戸へ。新幹線でぴゅいーと行けてしまうのですが、ここは我慢(笑)。約2時間の電車の旅。直前にトイレに行き、お茶と共に乗り込みます。休日はホリデーパスが使えるので、「乗り放題2800円」です。今回みたいに端っこから端っこまでの往復に使うと使いごたえがありますね!ただ、座席が普通っぽいので、「お弁当を食べる」という雰囲気にはならないのが残念です。八戸行きがあるので、八戸までいわて銀河鉄道だと思っていたのですが、IGRは目時駅まで。目時駅からは「青い森鉄道」になります。さらに八戸で「青い森鉄道」に乗り換えると青森まで行けるんだそう。ほー。

 ちなみに、盛岡から八戸行きの電車に乗ると、一戸、二戸、三戸、八戸と8つの「戸」のうち4つを通ります。(ロスプリモス「さらば八戸」参照 by Eテレ0655

 八戸での乗り換えの接続もよく、ほぼ余裕なく乗り換えて三沢駅まで。三沢駅からは、休日限定のコミュニティバスに乗って寺山修司記念館まで。このコミュニティバス、無料なんですよ。いいですよね。ということで、うちから寺山修司記念館まで約3時間。そんなものか。

 

 寺山修司記念館。

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 竹宮恵子カレイドスコープ。

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 そのつもりはなかったのだけど、結局、サインをいただいてしまいました(笑)。 

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 竹宮恵子先生。小柄で上品なそして健康そうな素敵な方でしたが、この方が、あの作品を描いたのか....どう考えても周囲から反対されるだろうパッシングも相当に受けるであろうあの作品を生み出し、そして世の中に出してくださってありがとうございます。寺山修司さんではありませんが、「風と木の詩」のあとの世界を生み出した、世の中を変える力を持っておられた方なんですよね。購入した本を読むと、構想から実現までにはそれなりに時間がかかっているし、掲載を許してもらうための取り組みも色々と。それでもあふれる何か、が。彼女の中にあったのでしょう。すごいなぁ。

 

 竹宮先生、残念ながら、京都精華大学の学長さんは無事ご卒業ということだそうです。客員は続けるそうで、次の関西出張では、京都精華大学ミュージアム(まんがミュージアム)に伺います。はい、丸一日の引きこもり体制を整えて(笑)。

 

 三沢は、「三八上北」と言われる地域にあります。自然が豊かで、北国特有の「春紅葉」がとてもきれいでした。「春紅葉」というのは、桜と新緑の季節のわずかな間特有の、山々が淡いパステルカラーの点描画で彩られる現象(新芽って、赤味がかかっていたり、黄緑だったり、ちゃんと緑だったり、良く見ると淡いんですけど色とりどりなんですよね。)のことを指します。私も北国にきて初めて出会いましたが、本当にきれい。なかなかうまく写真には撮れないのですが。

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 でも、こうやって自然を見ている最中でも、定期的に「ごぉぉ~」という飛行機の爆音が。ここが「基地の街」であることを思い出させる。駅からのバスからは、高いフェンスとその向こうに遊ぶ明るい髪の色の子供たち。

 そっか。この音と共存しないといけないのか....。

 

 帰りもバスで駅まできて、三沢→八戸→盛岡と電車で移動。もう少しして田んぼに水が入る頃、あふれんばかりの新緑できれいだろうなぁ。またIGRいわて銀河鉄道に乗って、金田一温泉にでもでかけるか。

 

 <参考>

 三沢駅の駅前は本当に何にもない状態なのですが、平成32年度を目安に駅直結の商業施設ができるみたいです。今は、駅前での食事処は「きらく亭」と旧十和田電鉄の「三沢駅食堂」(もうすぐ解体されるらしい)のみ。でも、「きらく亭」がメニュー抱負でおいしいのでOKです。

 

 鯖の味噌煮定食。

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 次は飛行機を見にきますっ!!

 


寺山修司記念館
青森県三沢市大字三沢字淋代平116-2955
TEL:0176-59-3434
営業時間:9:00〜17:00 (入館は16:30まで)
お休み:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)/年末年始(12月29日〜翌年1月3日)
※8月の第1、第2、第3月曜は開館予定 

TERAYAMA WORLD|寺山修司公式ーテラヤマ・ワールド