Rie’s diary

おいしいものと旅行が大好きです。

旅館かねがや (岩手・花巻温泉郷・台温泉)

 花巻市助成金を使って、花巻温泉の奥の台温泉へ。

 今日は旅館かねがやさんです。台温泉の温泉街のちょうど真ん中ぐらい。バス亭からゆるやかな坂を登ります。

 

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 口コミで大人気のおばちゃんの笑顔に迎えられ、入り口で靴を脱いでスリッパに履き替えます。そこから、階段を2階分上ったところにお部屋。さらに上階もあるみたい。

 

 広縁付き8畳のお部屋。すでにお布団も敷いてあります。さりげに広縁に洗面台があって便利。お風呂も3階で部屋を出てすぐ。トイレも。山肌に沿って立っているんだな。窓の外には台温泉神社ポケストップ)。もちろんWiFi完備。

 

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 小さなタオル、バスタオル、歯ブラシ、浴衣、羽織、丹前がセット。

 ドライヤーは頼むと貸してくれます。ブラシとシャンプー&リンスは持参した方がよいですね。

 

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 さっそく温泉へ。

 この温泉がすごい。今まであまり「お湯が良い」という感覚がなかったのだけど、この無色透明、かすかな硫黄臭のこの一見普通のお湯が。すんごく良い。びっくりした。

 

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 台温泉は熱い、というけど、そこまで熱くない(ぬる湯ではない)。外からの光が入るし、窓を少しあけて外の空気を入れると露天気分。そして、お風呂の形が良い。深さが三段階で、半身浴、肩がちょっとでる浴、どっぷりつかる浴ができる。お湯は常にあふれ出ていて、下からわいている。自噴ではなさそうだけれども、できるだけ新鮮なお湯を、ということなのかな。

 

 なんだろ。このお湯、すんごく良い。成分的にはうちのお風呂に入浴剤をいれても再現できるはずなんだろうけど、無理だ。元の水が良いのか。何か成分が違うのか。体が喜ぶお湯だ。びっくり。

 

 温泉にきているのだから温泉が良いのが何より。そして、熱すぎないので、外の空気を入れながら長湯もできる。お湯が常にあふれ出しているから、そこに座っているだけでも暖かい。

 

 ここの温泉のファンがいるのがよくわかる。

 

 

 さて。食事。階段を上がってくる途中で「食事はここのお部屋で」と言われました。時間に伺ってみると。なんと、お食事は専用個室で。テレビも自分専用にあるという。お部屋も暖めてあって配慮が行き届いています。

 

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 もずく酢、蕗の煮付け、お刺身、お新香、デザートの果物。

 

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 左奥。蓋をあけると、エビ、豚の角煮、なす、卵焼き。

 

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 釜飯セット。火が消えたら5分ほど待って。

 

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 オープン!キノコ類たっぷりの炊き込みご飯。

 

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 メインは選ぶことができます。今日はすき焼き。卵につけていただきます。

 

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 なんかいい感じだった。この日は、前日に食べすぎたこともあって、朝昼は食べずに夕食。量が多すぎず少なすぎず、よい感じにおなかに収まりました。

 

 部屋の暖房もバッチリ。お布団もふかふかで、ここ最近のお布団の中ではピカイチ。肩も腰も楽でした。

 

 朝も長風呂。窓を開けて朝の風を感じながら長風呂。

 お風呂場のシャワーを使って頭を洗って、お部屋でドライヤー。歯磨きも広縁の洗面台を使えるので便利。水回りがあると便利だなぁ。

 

 朝ごはんも個室。部屋食ではなくて会場食だけど、その会場がテレビ付き個室。なんてことだ。そして。左手前の芋の子汁が美味しいのである。

 

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 食後のコーヒーも用意してあって、なかなか。こちらも食べ過ぎにならない程度のところで押さえられるから、やっぱりいいね。ビュッフェ形式だとどうしても食べ過ぎてしまう。

 

 と、お値段から考えて(8000円)、食事もお部屋も十分なのだけど。多分、また再訪すると思うのだけど、ちょっとだけ悩むのが、「トイレ」。部屋から出てすぐのところにあって、汚くもないし、臭くもなく、清潔に保たれているのだけど。だけど、ちょっと落ち着いてできない....、感じかなぁ。トイレ、改装してくれたら、毎週でも行きたいぐらいのお得なお宿になるんだけど、トイレは悩むなぁ。部屋の中に洗面台あるのは便利だし、お風呂も部屋から出てすぐで快適だったのだけど、トイレがねぇ。落ち着けないのだなぁ。

 

 しかし、このお湯の良さ。これを知ってしまうと、大規模ホテルの循環、消毒済の温泉には興味がなくなります。体が(勝手に)喜ぶお湯の良さ。開湯1200年、台温泉の魅力ですね。

 

 

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