「カーニバル」と聞いてみなさんは何を思い浮かべますか？「リオのカーニバル」に代表されるような、サンバのリズムにのった華やかな衣装のマスカレーダーたちによるパレードを思い浮かべるのではないでしょうか。
「カーニバル」の起源については色々な説がありますが、よく知られているのは、キリスト教の「灰の水曜日」の前に行われる「お祭り」説です。キリスト教では、イースターの46日前の「灰の水曜日」から前日までの期間を「四旬節」とし、この期間には食事（特にお肉）の節制と祝宴の自粛が行われます。ということで、その直前に、ごちそうを食べ、お酒を飲み、仮面をつけたり仮装したりして無礼講で街中を練り歩く、のです。もともとはヨーロッパの風習でしたが、欧州諸国による植民地支配に伴い、中南米諸国にも伝わり、さらにそれぞれの文化や風習と混ざり合って、各地で個性豊かな「カーニバル」が開催されています。ちなみに三大カーニバルは、リオとヴェネチアとトリニダード・トバゴだと言われています。
ということで、今回、ドミニカ国のカーニバルを体験してきました。トリニダード・トバゴ（Ｔ＆Ｔ）に引き続いて２回目。密かにかなりカーニバルラバーな日本人。いえ、研究対象なのですよ、カリブ海のカーニバルが。
Ｔ＆Ｔなどは年があけたらカーニバル一色と言われていますし、色々なイベントが行われていますが、こちらも特にこの一週間は様々な イベントがあるようです。今回、ドミニカに入ったのが日曜日だったので、月・火を体験。
○ジュペパレード
カーニバルマンデーの朝はジュペが行われます。こちらのジュペは、参加者は決められた場所で泥を投げ合い、その後、街中にパレードに出るようです。今回、参加申し込みはうまくできなかったのですが、街中のパレードを堪能しました。T&Tと比べると、すんごくこじんまりしているのですが、誰のためではない、自分たちのために楽しむ姿勢が大好きです。
○トラディショナルパレード
今日のお目当ての１つ。トラディショナル・パレード。パレードにはそれぞれ決められた役割のキャラクターがいるんですが、このキャラクターのパレードです。
「鶏」のキャラクターらしいのですが。私にはスネカ（三陸版なまはげ）にしか見えない。一緒にぱちり。
○キッズパレード
見る観点からは、やはり楽しいのはこれ。キッズパレード。子供たちによるパレードです。
○Tシャツパレード
前日のマンデーには、Tシャツでカーニバル本番の「予行演習」が行われます。予行演習なのにすんごいもりあがり。１８時にてパレードは終了（時間厳守）。
明日が楽しみです。
