Rie’s diary

おいしいものと旅行が大好きです。

THE BURGER HEARTS (岩手・大船渡)

 岩手県大船渡市。盛駅三陸鉄道南リアス線の終点駅であり、JR東日本のBRTの始発駅でもあります。東京からのアクセスは...、うーん。新幹線で仙台まできて、そこから電車とBRTとに乗って..何時かかかる??そう、本当に「こんなところ」。

 

 その盛駅からちょっとだけ歩いて角を曲がると。まさに「こんなところに」。

 そう。こんなところにハンバーガー屋さんがっ!!!

 

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 二重扉の中に入ると、店内は以外に広くて、アメリカンポップな感じ満載。

 

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 いや、大変です。ハンバーガーの種類が「はんぱない」。

 お肉は名前にBHが入っているのが門崎丑熟成肉100%のパテ。その他は、牛とありすポークの合い挽き。とりは南部とり。お肉は基本的に地産地消。その他、お豆腐とかホタテのバーガーもあります。季節限定メニューも。

 

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 バーガーの解説はイラストでも。

 

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 何を頼むのか決めるのに30分。ぐらいかかります。

 さて、注文してしばし待つと。予想より早く、そして、7品も頼んだのに同時に出てきました。わーい。

 あまりにもかわいらしいので、まずは記念撮影(笑)。真ん中のメニューはBHポテト(910円)です。

 

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 やはり人気があるのはシンプルなBHバーガーのダブルやチーズ入りとのことでしたが。つい。

 

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 BHブルーチーズミートソースバーガー(950円)なんぞを。

 中身の解説は以下↓。

 

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 かぶりつくのが大変でしたが、おいしいこと。次はチーズバーガー、次はアボガドバーガー、夢は広がります。お値段も高めでしたが、いろんな食材が入っていて、食べ応えばっちし。

 

 しかし、すごいなぁ。大変失礼ながら、本当に「こんなところに」本格アメリカンバーガーのお店。おいしいしボリュームもあるけれども、決して安いわけでもないし。でも、常連さんっぽいお客さんが絶えない。確かに他に競合するところはないだろうけれども。

 これだけのために、ドライブがてらに食べに来る人たちもいるでしょうね。そういうコンテンツを持てば。どこでも勝負できるのかもしれない。応援してます。

 

 

 

THE BURGER HEARTS (ザ バーガーハーツ)

岩手県大船渡市盛町字町9-5

盛駅から徒歩3分ぐらいです。

mass ~ 酒を呼ぶ食卓 (盛岡)

 盛岡の日曜日はお休みのお店が多くてどこにしようか困る。ところで発見したのが、桜山のmassさん。日曜日営業。という、あまり積極的な理由ではない理由で選んでしまいましたが、実は、酒飲みにはとってもありがたいお店です。

 

 今回は、東京からのお客さんを伴いmassさんへ。

 事前に2000円/一人で料理のお願いをしていましたが、一人、インフルエンザになってしまい、突然のキャンセル。申し訳ないので三人前でとお願いしたところ、3000円/一人のコースに組み替えて対応してくれました。ありがとうございます。

 

 乾杯は季節のベアレン。写真がない(笑)。

 

 前菜3品。うちの学生のアルバイトさんに説明してもらったのだけど、覚えていない。真ん中のお芋がほくほくで甘くておいしいこと。スープも胃にしみこむおいしさだし、お豆腐には酒粕ソースがかかっている。

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 お造り。写ってないけど、どんこの肝和えも入ってます。お酒は浜千鳥。釜石のお酒なので、海のものとの相性が抜群。このお店のよいところは、日本酒を半合から注文できること。日本酒は美味しいけれどもやっぱり危ないからねぇ。

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 なんと、ここから料理の写真を撮ってない!すでに酔っ払いになってしまったと思われ。たぶん、野菜の蒸したもの、鱈白子の蒸したもの、牛すじの土手煮、鯵フライ、だと思います、たぶん。

 

 南部美人、だと思う...(汗)。熱燗にしたような、うーむ。熱燗の時は、温める間、冷酒を味見させてくれるというサービスの良さ。飲んべえ万歳!

 

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 同じく南部美人の濁り酒。これは熱燗にしてもらって、漆器の器でいただきました。うちの学生のアルバイトさんのオススメです。

 

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 最後の日本酒は、南部美人芳梅の斗瓶取り。ラベルがおしゃれでしょう(笑)。流通させるお酒ではないので。これはそのまま冷酒でいきました。

 

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 〆は塩にぎりとあら汁。最後までおいしかったです。おなかいっぱい。

 

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 ビールに日本酒をたっぷりいただいて5000円/一人。日本酒半合がなかなか良し。

 

 実は、1週間前に下見に。

 

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 1500円の「軽めの晩酌セット」があったので、そちらを頼んでみました。

 現在気に入っているのがシードル。流通を目的としていないお酒です。ラベルが手作りっぽい。

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 前菜3品とお造り。

 

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 お野菜を蒸したもの。オリーブオイルと塩で味付けされていて、おいしい。体にも良さそう。

 

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 どて煮込み。

 

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 最近、あまり量が食べられなくなっており、ちびちびとお酒飲みながら食べておなかいっぱい。私にはこの「軽めの晩酌」いいかも。

 

  ランチも営業していて、昼酒OKのまさに飲んべえのためのお店です。半合から頼める日本酒も良し。お肴も良し。ごはんも良し。いいお店です。

 

www.mass-entame.jp

安比八幡平の食の宿 四季館彩冬 (岩手・八幡平)

 17年飼っていたわんこのごまちゃんが天国に旅立ち、すっかり気が抜けてしまった母が、大人の休日倶楽部の東日本乗り放題を使って温泉に行きたい、と。これは仕方ない、と探して見つけたのがここ。四季館。

 

 私は車を運転しないので(免許も持っていない)、公共交通でアクセスできることが条件。また、出発の日はセンター試験の業務があったため、15時までは拘束。それ以降の出発でも到着できて、できれば雪見露天風呂ができるところ、がいいな、と思っておりました。

 

 ここはJR花輪線の「赤坂田」から歩いてちょっと。連絡しておくと送迎してくれて、車で3分ぐらい。盛岡から赤坂田まではいわて銀河鉄道とJR花輪線で1時間ちょっと。八幡平というぐらいなのだから、雪はあるだろう。検索でよくでてくるけれども、高くて遠慮していたけれども、をを、なんと、平日だとリーズナブルプランがあるっ!

 

 さすが八幡平、雪が降ってる。寒いぞ。

 ということで到着。をを、とてもきれい。暖かいし。

 

 リーズナブルプランなので、トイレ、洗面台付きの二人だとぎりぎりぐらいの和室にすでに布団が敷いてあります。母と一緒なので、何かと制約がつくのですが、「とにかく早く温泉へ」「ゆっくりしたい」「夕食食べたらすぐに寝ちゃうから」「夜はぐだぐだ起きてるの」などなど騒ぎながら、温泉へ。

 

 「だんぶりの湯」は、八幡平のどこかの温泉から持ってきているらしくて、今はやりの「源泉かけながし」ではないけれども、よく練られた配置の浴室は大変使いやすい。いわゆる洗い場も分散配置で、温泉の中で他人のシャワーのお湯をかぶってしまうこともないだろう。これは古い昭和の温泉旅館にはないところ。

 

 そして。厳寒の露天風呂。露天風呂までの道がぶるぶるだけれども、ぬるめに設定されている「寝湯」があるため、これはやばい。出られない。

 

 が、夕食があるので、とりあえず今回は強い意志をもってあがって、食堂へ。

 

 食事にはすごく力をいれているみたいで、平日リーズナブルプランでこのメニュー。

 乾杯はベアレンの季節のビール、アップルラガーで。好物なのでうれしい。

 

 先 付:白木耳 糸雲丹

 酢 物:氷頭

 前 菜:蛸わさび・蟹松前和え 蒸し鶏白和え 彩り豆ゼリー 南瓜ゼリー寄せ

 造 り:鮪 鰤 甘海老 妻一式

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 選べるメイン:杜仲茶ポークのすき焼き

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 日本酒:オリジナルのだんぶり長者の泉。地元の蔵元菊の司さんの大吟醸酒大吟醸は安定のおいしさ。

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 煮 物:蕪 メヌケ 焼葱 糸唐辛子 器がおしゃれ。

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 揚 物:海老 小鯛 しし唐

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 〆にごはん、香の物、お吸い物。

 デザートはヨーグルト。

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 普通のプランだと、選べるメインが4種類で、前沢牛やらアワビやららしいです。を~っ!しかし。私には、これで十分すぎるぐらい十分です。大変満足いたしました。

 

 露天風呂付きのお部屋にキッチン付きでシェフがライブキッチンで夕食を出してくれるプランなど、「高級志向」。お金を出せる人は良い物にはお金を出すので、そちらに方向転換したんだな。かしこいかも。

 

 館内に足湯。母が足が冷えたというので、足湯でまったり。

 

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 こういう感じがなんとも落ち着く。

 

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 私は母を置いて早々に就寝。ここんとこ、5時起きが3日続き、それに備えて、1週間前から「早寝早起き」の練習をしていたからね。さくっと寝て。

 

 あさ5時に起床。ふふ、これからがお楽しみの時間。

 

 って、露天風呂にでかけたら。吹雪じゃん。

 

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 このぬるめの寝湯に寝転がって、空が白むまでを楽しむのが、田舎の露天風呂の楽しみ方。暑くなったら雪をかぶればいいし。6時すぎて空が白くなってくるまで、のんびりと時間の流れを楽しむ。

 

 そして、朝食。

 写真はありませんが、ここの朝食は、このためだけにでかける価値があります。1時間半ほどかけて、二人で4人前以上を平らげ、お皿が積み上がる。本当においしいです。種類も多いので、「少しずつ」取ってもたくさんになります。特に、お野菜を蒸したもの。豆乳のソースがおいしくて、ごめんなさい、かなり食べちゃいました。とにかくおいしいです。2時間かけて食べ続けることができます。はい。

 

 ということで、満喫。平日リーズナブルプランだと、12000円ぐらい。大満足です。公共交通でのアクセスがよいので、温泉と朝ごはんだけでも楽しみに、また遊びにきたいと思います。いつか、リーズナブルプランではなく、露天風呂付き客室に泊まれますように(祈)。

 

 スタッフも若い方々で。対応もよくて心地よい滞在でした。

 

 おそらく、この「赤坂田」のあたりは、昔は、安比高原へのスキー客向け民宿等があったのだと思われますが、温泉がないこともあって、現在は今一つ客足が。というところだったのだろうと思います。だけど、密かに電車でのアクセスがよいので、私も目をつけていたエリアで、うちの母のように大人の休日倶楽部で都会からやってくる大人をターゲットにした温泉にも入れるお宿、というのは、これはなかなかの戦略だと思います。彼らは良い物にはお金をつかいますからね。これからが楽しみです。

 

 また遊びにきますね。

 

 

saito-appi.jp

知恩院 晨朝法要&写経 (京都)

 知恩院の宿坊、和順会館にお泊まりすると、晨朝法要(じんぢょうほうよう)に参加することができます。つまり「朝のお勤め」ですね。せっかく和順会館に泊まったので、参加してみることにしました。和順会館の宿泊者は自由に参加することができます。

 

 冬期なので、おそらく時間帯は遅めなのだろうと思いますが、スケジュールは以下の通り。

 6:10 館内放送

 6:30 ロビー集合

 6:50 おつとめ開始

 8:10 おつとめ終了

 本来、「御影堂」で行うらしいのですが、修理中だとのことで、集会堂と阿弥陀堂の2カ所にて厳修です。

 

 朝、まだ真っ暗の中を出発。最初に阿弥陀堂にてお勤め。膝がしんどい方のために、イスも正座用いすも用意されているので、大丈夫です。

 

 出発したときは真っ暗でしたが、阿弥陀堂を出た頃には空が少しずつ明るくなってきました。

 

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 次に集会堂へ移動。

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 法要の途中でお焼香させていただき、イス席へ。どちらにしろイスがあるので、膝が悪い人でも大丈夫。しかし、冬は寒いので暖かい格好で。

 

 法要後はご法話をいただく。「出会う」いいですね。しかし、若いお坊さんだったけど、ご両親は「普通に育てた」んだな、というところがいいな、と思いました。大学までは本当に普通に育ててもらっていて。私たちと感覚を共にできるお坊さんが次世代のお坊さんだと思う。

 

 いいお時間をいただきました。ありがとうございます。

 

 帰りには完全に日が昇っていて。なんと、梅の花がっ!

 

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 で。8:30ぐらいに帰館。大急ぎで朝ご飯を食べます。今度は精進料理。

 なぜ急いでいたかというと。写経の予約をしていたから。

 

 現在、御影堂が修理中のため、勢至堂山亭が特別公開されています。この山亭でのお写経です。が、かなり登ります。もともと知恩院は石段をかなり登るお寺なのですが、さらに登ります。

 

 息切れ状態で到達。 

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 山亭は、霊元天皇の皇女吉子内親王のお住まいになられていた宮殿を移されたものです。なんとも風雅な雰囲気。で。お写経。大変丁寧に説明してくださるので誰でも大丈夫です。

 

 おどろき。写経というのは、お手本の上に半紙をのせて、「なぞる」んだそうだ。なるほどー。

 

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 30分から1時間ぐらい、と言われたけれども、1時間30分は軽くかかりました。それ以上に足の危機が。膝の悪い方はイス席があるので、そちらをお願いした方がよいと思います。応急措置的に、足の間にペットボトルをはさんで体重を分散。かなり楽になったので、あたまいいかも。

 

 日常、筆を使わない人間には大変な作業でした。筆どころか、鉛筆で文字を書くことも減っているし。しかーし。いいですね、これ。私はどうしても「自分が!」の意識が強くでてしまうことがあって、それはそれで良いこともあるのだろうけれども、今よりもう一歩進みたければ、「自分を抑える」ことを学ばなければならない。

 

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 2時間近くかけて完了。このあと、この写経はお堂に納めます。なので、「写真を撮っておいてね」と薦められました(笑)。時間があれば、納経前にお坊さんからありがたいお話をいただくことができます。この日は他にお客さんがいなかったこともあって、大変親切にしていただきました。

 

 終わったところで、お庭を眺めながらお抹茶とお菓子を。

 がんばって階段を上っただけあって、京都の街並みが目の前に広がります。素敵。寒かったけど。

 

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  をを、これはおもしろい。

 この山亭での写経は期間限定なんだそうです。おそらく御影堂の修理が終わると終わってしまうのだろう、とてもゆっくりした素敵な時間を過ごすことができますので、正座イス持参で、ぜひ、でかけてみてください。こんなにゆっくり他のことを考えずに集中できる時間を持てるのは、それこそ貴重です。

 

 秋の紅葉のライトアップの時にもきたことがあって、木魚を叩かせてもらったりしたのだけど、この親しみやすさは、ありがたいです。また遊びにきます。よろしくね。

 

www.chion-in.or.jp

 

 

 

 

 

 

知恩院 和順会館 (京都)

 京都の会議に出席するために、1泊する必要がでてきました。会議出席者はその日に帰ってしまうだろうし、センター試験前日に「ごはん食べよー」と声をかけるのも気が引ける。

 

 と思って、ちろちろと宿泊先を探していたら。「知恩院和順会館」を発見。JALダイナミックパッケージにも含まれています。「知恩院」といえば、あの、法然上人のお寺。祇園のすぐ横にあって、紅葉の時期にはライトアップされていて...。あの知恩院

 そう、あの知恩院。いわゆる「宿坊」と言われるお寺付属の宿泊施設。それが和順会館。2食付きのプランもあるし、「朝のお勤め」に参加することも出来るんだそうで、で、大きなお風呂もある。よし、ここにきめたっ!

 

 ということで、知恩院の宿坊である和順会館にお邪魔しました。

 

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 到着が予定より遅くなり、知恩院はすでに夕闇の中。

 

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 しかーし。ここから後ろを振り返ると。暖かそうな光が。え、めっちゃきれいじゃん。

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 とてもきれいで素敵なホテルなんですけど。

 受付のおにいさんが長身のイケメンのお坊さんで、さっそく煩悩にまみれる。お風呂も広くてきれい。15:00~23:00。館内は、浴衣とスリッパでうろうろできます。浴衣は無理なので、トレパンでうろうろ。

 門限は23時。近くに祇園がありますが、せっかくなので早めに寝ましょうね。

 

 2食付きのプランにしたので、夕食は地下1階の食事処へ。宿泊していなくても使えるみたいです。

 

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 精進料理だと思っていたんだけど、どうも違っていたみたいで。

 

 前菜。いのしし見立寿司、海鼠みぞれ和え、車海老射込み、胡麻豆腐、大王松に葡萄豆、他3品。

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 お椀。清汁仕立て。

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 向附。松皮鯛、甘海老、縞鯵、芽もの。

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温物。牛せいろ蒸し。

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 ふたをあけるとこんな感じ。

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 焼肴。寒鰆、柚庵、扇焼、はじかみ、生麩、紅白道明寺、砧巻。

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 強肴。季節の揚げ物。これ、おいしかったな。

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 お酒も。

 

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 知らずに頼んだ「聚楽第」。洛中唯一の酒蔵のお酒で、俳優の佐々木蔵之介さんのご実家なんだそうだ。しらんかった。が、知らずにこれを選らんだ自分のセンスを褒めてあげよう(笑)。

 

 「口当たりがよくて飲みやすいですよ」とオススメいただいたのですが、本当でした。1合で気持ちよくよっぱらい。

 

 お食事。ちりめん山椒ごはん、香の物2種。留椀。赤出汁。

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 最後にデザート。

 小菓子。京ブラマンジェ、イチゴのソース、ミント。

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 美味しゅうございました。ごちそうさま。

 精進料理のつもりでいたので、完璧ですねっ!

 

 ちなみに、朝のお勤め後の朝食は精進料理。食べ過ぎの胃にはやさしい。

 

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 しかし、これは楽しい。ホテル代の高騰する京都で、このクオリティでこのお値段。いや、さすがに2食付きは安くないけど、でも、場所も一等地だし。しばらく宿坊巡りを楽しもうかと算段中。

 

 朝のお勤めや写経については、この次で。

 

 

www.wajun-kaikan.jp

 

muramatsuri (岩手・盛岡)

 どうしても県外のお客様がいらっしゃるときには「三陸のお魚」を食べられるお店を選んでしまうのだけど、時にはがっつりフレンチ行きたい気分の時もあります。私にとってのフレンチは、フランスの街中にある、ムニュ(定食)3皿24ユーロぐらいの、地元の人たちがちょこっと背伸びして行くレストラン(食堂)であって、テーブルクロスにカトラリーがセッティングされている「フランス料理」ではないんですよね。

 

 このmuramatsuriさん、ビストロ料理とワインの「食堂」と謳っているので、お邪魔してみました。

 

 場所がですねぇ、「まさかこんなところに!」です。お隣は中華料理やさんです。かなり寂れた感じのビルの1階で、道に面しているわけでもなく。隠れ家といえばおしゃれな感じだけど。隠れすぎ。

 

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 こじんまりした店内は、暖かい雰囲気で、ちょっと気に入ったかも。14名も入ったら「満席」って感じ。

 

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 さて。コースもあったようなんですが、とりあえず席だけ確保。メニューを眺めます。品数はそれほど多くなく、前菜+サラダ+メインのお肉料理、という組み合わせを推奨しています。ということで、オススメにしたがって、アミューズ盛り合わせ、サラダ、お肉を頼みます。ワインは、今、3杯1800円のイベントをやっていたので、それで。上の写真を見ていただくとわかるとおり、泡、赤、白のグラスワインが用意されていて、550円~800円のラインナップ。今回はボトルリストは見ていないのですが、ボトルをお願いすることももちろんできます。

 

 アミューズ盛り合わせ。3種。二人前。このほか、前菜盛り合わせ5種もあります。「食堂」なので、とりわけ文化ね(笑)。

 

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 サラダ。生ハムが乗ってます。

 

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 泡+白とワインを楽しんでいる間に。メインが!

 もしかしたら、泡の次は赤にして、赤2杯でもよかったかもしれないなぁ。

 贅沢メニュー。牛フィレ+赤ワインソース+ポテト。お肉は250g。

 

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 赤身のお肉って、なんでこんなにおいしいのだろう。脂身のない、赤身のしっかりした、しかしやわらかいお肉を味わう。追加料金の赤ワインソース。これもおいしい。

 

 そして。

 わーっ!

 歓声をあげてしまう。鴨フィレ肉200gぐらい。いわゆる「フランス料理」の鴨フィレって、うすくカットされてきれいに並べられてソースがかかっているお皿のイメージがあるのだけど、そう、フランスの食堂の鴨フィレってこれよこれっ!どすんとでてくるのよ。カットされているだけ「日本流」ってぐらいで、カットもされずに、丸ごとごろんとでてくるのっ!

 日本でこれ出してくれるところがあるなんてっ!!

 

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 肉まみれで幸せなのであります。

 

 すごくおいしかったので、いつもはお茶は別のお店にいくのだけど、そのままデザートに突入。チョコレートケーキ+バニラアイスクリーム。バニラアイスのバニラが濃厚で、ひさびさのバニラアイス、って感じ。

 

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 こちらがおどろき。なんか見た目からブルーチーズなのかな、と思っていたのだけど、食べてみて確信。ブルーチーズをたっぷり練り込んだチーズケーキ。これもはじめてかも。ブルーチーズが苦手な人は、ソースをしっかりかけると大丈夫。おいしい。

 

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 これにコーヒー&紅茶を加えて、一人7000円です。まぁ、お肉もフィレだし、量もたっぷりだし、デザートもつけてしまったので、そんなものでしょう。アラカルトだとテーブルチャージがかかるんですね。

 

 禁煙なのもあってか、お客さんが圧倒的に女性(笑)。きらきらしすぎていないし、おちついてゆっくりした雰囲気だし、おしゃれすぎないし。これなら、ワインとキッシュを食べに立ち寄れるなぁ、と思います。盛岡の私的フレンチで、一番のお気に入りのお店となりました。

 

 ごちそうさま。何かの折のご褒美レストランにリスト入りです。

 

muramatsuri(ムラマツリ)
盛岡市大通1-5-3 中村ビル1F
tel:019-651-0266
お休み:月曜日

 

muramatsuri.net

金田一温泉 (岩手・二戸)

  今年のお正月は、岩手県の北のさきっぽ、金田一温泉で過ごしました。ここは座敷わらしの里。公共交通でのアクセスがよいわりには、いい感じに鄙びきっておりまして、ゆっくりできました。

 

 宿泊はこちら。有名なのは緑風荘さんなんですが、仙養館さんにも座敷わらしさんがいらっしゃいます。

 

riechan.hatenablog.com

 豊かにわき出る温泉から、金田一温泉には、温泉宿がいくつかと日帰り温泉施設があります。なので、昼間も楽しくすごせます。

 

 さて。座敷わらしで有名なのがこちら。緑風荘さん。

 

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 残念なことに、一度火事で全焼してしまいましたが、無事に再開。こちらも日帰り温泉を受け付けてくれます。大人500円。

 

 建物が新しくなったこともあり、本当にきれいで新しくて暖かくて快適な滞在ができそうです。自分で部屋着用のフリース持ち込まなくてもよさそう(笑)。けれども、予約がいっぱい。

 

 温泉は、広くないんですが、やわらかいお湯が気持ちよいです。入り口に貴重品用ロッカー有り。ドライヤー有り。日帰り入浴のお客さんもひっきりなしにいらっしゃいます。

 

 座敷わらしさんが好きなお部屋がここ。槐の間。

 ここでの目撃(?)情報が多くよせられています。

 

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 残念ながら、まったくもってクリアな写真。

 今はこの部屋には宿泊はできなくて、日帰り入浴の一般客でも見学ができます。暖かくてきれいで居心地がよい。

 

 緑風荘さんの裏に亀麿神社さん。今年の初詣はこちらにお参りさせていただきました。緑風荘さんが火事のとき、座敷わらしさんはこの神社に逃げ込んで助かったらしいです。お隣には稲荷神社さんが。近くに温泉神社も。

 

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 歩いてまわれるこじんまりした鄙びた温泉街。時間がとまっているみたい。 馬淵川。夏は鮎が釣れるらしい。蛍も観られるんだそうだ。夏も楽しみ。

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 寒くて、外でぼーっとしていることはできなかったんですが、その分、温泉の暖かさが身にしみる。ゆっくりした時間をのんびり楽しむことのできる不思議な場所。

 

 座敷わらしさん、また会いにきます。よろしくね。

 

アクセス

東北新幹線いわて銀河鉄道線二戸駅よりJRバス東北軽米線で約20分
いわて銀河鉄道線金田一温泉駅よりバスで約5分