長く生きているとおもしろいこともあるもので。なんと、盛岡芸奴さんをお招きしての宴会に呼んでいただきました。
場所は、盛岡の料亭駒龍。盛岡も料亭と呼ばれる場所は少なくなりました。本町通り、街のど真ん中にあります。
お出迎えのお姉様方も素敵だし、お部屋の調度もすばらしい。なんと、一番大きな部屋を四人で占拠。
まずはビールで今日の良き日を乾杯。料亭らしく、すてきな器に盛られた料理の数々。
「亀の手」をはじめて食べた人は偉いと思う。
お椀がとにかく素敵。とろりとしたおつゆに白子。
お造り。さりげに蛸の歯ごたえが気に入りました。こりこり。
お魚焼いたもの。
芸奴さんの芸を鑑賞します。今日は芸奴さんの富勇さんと、ひよ奴さんの喜久丸さんに来ていただきました。踊りと唄と三味線。
「昼間は何をしているんですか?」
「お稽古です」
確かに、これはお稽古をがんばらないと。特に子供の頃から仕込まれていたわけではないのだったら、相当にがんばらないといけないよな。
蕪を炊いたのに餡かけ。
お座敷遊び。最初は可杯。
ひょっとこさんには穴があいているし、おかめの顔を下においたらかわいそうだし、天狗は鼻が高いし。「置くことの出来ない」杯なのです。駒を回して、駒が指したところにいる人が、駒に書かれている杯でお酒を飲む。あぶな~い。天狗2回もあたってしまって、酔っ払い。
こんぴらふねふね。
こんぴらふねふねの唄にあわせて、座布団の上にあるおちょこフォルダーに手を載せます。時々このフォルダーを手にとることができて、その場合はグーで手を載せます。これを繰り返して、失敗した人がお酒をいただく。うーむ。とにかく飲むようにできているのかー。まぁ、昔の遊びだし、今ならお水でもジュースでも。
お肉料理。口の中でとろりととろける感じ。
揚げ肴を酢でしめた感じ。
しめは蕎麦。
デザート。
記念撮影。色々撮りました(笑)。
18時開始で、〆を食べる頃には21時すぎてました。楽しい時間はあっという間なんだなぁ....。おもしろい。貴重な機会を本当にありがとうございました。