Rie’s diary

おいしいものと旅行が大好きです。

おおみや旅館(蔵王温泉)

 

 久々の山形出張。いつも通り駅前にでも泊まろうかと思っていたのですが、ちょっと思いついて、蔵王温泉まで足を伸ばしてみました。

 アラフィフ世代=蔵王といえばスキーの世代。夜行バスで行くところだったので、実際、山形のどのあたりなのか、よくわっていかなかったりしました。

 

 さて。

 蔵王温泉までのアクセス。山形駅から路線バスで45分ぐらい。1000円。バスは1時間に1本ぐらい出ています。意外と山形市内から近いのね。

山交バス/路線バス時刻表

 

 バスを降りると硫黄のにおい。終点の蔵王温泉バスターミナルから旅館に電話すると、車で迎えにきてくれます。

 おおみや旅館はバスターミナル前の道を上がっていって、ほぼてっぺん。上り坂なので、歩くとちょっと大変かなぁ。小雨が降っていたので、お迎えは助かりました。共同湯の「上の湯」の本当にお隣さん。

 

www.oomiyaryokan.jp

 最近改装されたそうで、館内畳敷き(スリッパを履かない)の畳はきれいでいい香りがして。どこかしこもきれいで気持ちいいです。が。館内はかなりレベルの高い「迷路」でした。

 

 最初、旅館の方が部屋まで案内してくれたのですが、途中で、「これ、迷いそうです」と。何回、角を曲がったか覚えていないし、実際、何度か迷いました。なかなかです。not バリアフリーです。これぞジャパニーズ旅館です。

 

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 でも、館内はきれいにされていて。絵やお花で場所を覚えていただきたいとのこと。

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 ま、一番安いお部屋だったから仕方ないか(笑)。ちゃんと部屋からお風呂やロビーが遠いことも書いてありますし、階段しかないこと、段差があることも明記しています。だから、納得して泊まっているので、問題ないです。

 お部屋は和室。トイレと洗面台が部屋の横についていて、ここがひろいのが日本人好み。広い。食事中にお布団を敷いてくれます。朝はチェックアウトまでそのまま。旅館のサービスとホテルのサービスのいいところどり。

 

 お風呂。

 掛け値なしの源泉掛け流し。きれいに掃除してあります。11時と19時に男女入れ替え。食事前と朝に入浴すると、両方に入れます。この日は、私が旅館に着いた頃から雨が強くなってしまったので、露天風呂には入れなかったのですが、源泉風呂、泡風呂、玉子風呂とゆったりと入ることができました。けど、さすが蔵王温泉。かなり疲れます(笑)。

 雨が降っていたので外出しなかったのですが、すぐ外に共同湯もあります。共同湯用のタオル&かご&下駄セットも貸してくれる。共同湯は200円だけど、フロントでチケットがいただけます。

 

 女性用の浴衣を貸し出してくれたので、浴衣を。ふふ。帯が結べるのだよ。上着きなくても大丈夫なのだよ。

 

 食事。食事処が2箇所用意されていて、部屋に近いところが指定されました。夕食は19時までに入ることが条件となります。

 

 先付け。

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 う。日本酒をあわせたい。ということで、男山のいいやつを。

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 鮮魚のカルパッチョ。お造りの代わり、と言っておりましたが。これもさっぱりいただけました。

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 メインは山形牛の陶板焼き。霜降りの脂があまーくておいしい。この年齢になると、こういうお肉は、ほんと、3きれで十分。ゆっくり堪能しました。 

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 山形名物芋煮。

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 このおつゆが甘辛くておいしかったので、ごはんを頼む。ごはんとお味噌汁が届く。

 

 なんと。箸休め(?)が山形名物冷やしラーメン。ラーメンをおかずにごはんを食べる。高校生男子みたい。

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 デザートはあんころ餅とリンゴ。あんころ餅が上品な甘さでGOOD。リンゴは盛岡リンゴの方がおいしいかな。

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 写真にないけど、これにごはんとお味噌汁とお新香がある。食べた食べた。

 

 私は、時間がかかるけど食べ続ける系のフードファイターなので、会場には誰も居なくなり。それでもきちんと食べきりましたよ。当たり前じゃないですか。

 

 温泉旅館の良いところは、フードファイターとして全力を尽くし、満腹のところで、そのまま部屋に戻ってバタンキューと寝てしまえること。ああ、なんて幸せなんだ。

 

 

 しかし。朝になるとおなかが空く。昨夜食べたものはどこにいったのだろう?ということで、朝ごはん。朝ごはんは7:00、7:30、8:00から開始時間を選べるとのことで、8:00に。朝風呂後に食べに行くと。

 

 しっかりと人の手で料理された朝ごはん。幸せだねぇ。

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 お豆腐。あまくておいしい。

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 温かいお料理。陶板焼きが朝から。バター味。醤油を垂らすと尚よい。

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 ごはんはもちろん山形が誇るつや姫。来月きたら新米なんだろうな。そうしたら、もっと美味しいんだろうなぁ。

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 ごはんが苦手な方用に、パンやサラダも用意されていました。ごはんはおかわり自由。納豆などを追加することもできます。

 

 食後はヨーグルトとコーヒーゼリーをいただき、コーヒーに牛乳をたっぷり注いでカフェオレにしてお部屋に持ち帰り。

 

 非常に満足いたしました。

 お客さんも団体さんがいなくて、みなさん、行儀良くて静か。小さなお子さんも旅館ではお断りしているらしくて、子供が走り回るということもない。外国語が飛び交う、ということもない。小さなお子さん連れや団体さんは、系列のホテルの方にお願いしているらしい。この区分けがいいのだと思う。

 

 

 紅葉のシーズンにはまだ早くて、連休前で、お部屋おまかせ直前割でとっても安く泊まれたので、すんごくお得感あります。やっぱり温泉旅館、いいなぁ。また泊まりに来よう。