Rie’s diary

おいしいものと旅行が大好きです。

留萌線の旅 (北海道・豊富温泉)

 留萌線が2023年3月末で留萌-石狩沼田が廃線となることを伺い。なんとか一度乗りたいと切望しておりました。私は2018年の胆振東部地震の時に北海道にいたのですが、ちょうど増毛、留萌、小平を旅行して、帰りは留萌線に乗るはずが台風で運休。なんかご縁を感じていて、どうしてもリベンジしたかった路線なんです。

 


riechan.hatenablog.com

 

 それで、スケジュールをにらめっこして、会議やミーティングの入らない日を見つけて、留萌線の旅、実行!

 

 札幌から旭川行きのライラック深川駅まで。

 降りたところでじゃーん。留萌線が待っていてくれます。とりあえずパチリ。

 

 

 印象としては、岩手と秋田を結ぶ花輪線に近い感じがします。山もかなり登ってますね。この路線を敷いた方々、大変だったんだろうなぁ。

 

 留萌駅

 

 

 1回目は日帰りだったので、ここからバスで増毛の方へ。

 リサーチ不足でオーベルジュ増毛でお風呂に入っていましたが、同じバス路線で行ける増毛駅跡と國稀の酒蔵見学が良さそうです。

 

 なんかごはんを食べ損ねてしまったので。

 留萌駅前市場に入っている鈴木かまぼこ店でかまぼこを。

 

 

 注文するとその場で揚げてくれるので、揚げたての熱々のかまぼこが楽しめます。

 とりあえずこの日はここからまた留萌線

 深川駅にたたずむ留萌線

 

 

1回目メモ:

行き:
 札幌10:00→深川11:05 JR特急ライラック11号
 深川11:10→留萌12:07
留萌ですごす:
 バス🚌
 12:35→13:13
 14:44→15:25
 暑寒別橋下車
オーベルジュましけで温泉♨まったり。
帰り:
 留萌16:17→深川17:15着
 深川17:19→札幌18:25 JR特急ライラック36号

 

 

 さて。とりあえず「乗る」という要求は満たせて満足していたのですが。よくよく考えてみたら、以前から行きたいと思っていた豊富温泉に行くのに使えるのでは?と思いつき。

 

 留萌線最終日の3月31日に決行。

 というわけで、2回目の留萌線

 

 最終日は晴天に恵まれ。

 全国から留萌駅を惜しむ人たちが集まってきていました。

 


 という私は、帰りは留萌線には乗らず、ここから路線バスでオロロンラインをひたすら北上。あまりにも海と道路が近くて、津波来たらどうしようかと心配になる元・岩手県人。

 

 ただひたすら路線バスに乗り、途中のバスの営業所さんでトイレもお借りして。

 

 目的地は豊富温泉。なんでもオイルが含まれているとかで、とてもお肌に良いんだそうです。楽しみ。

 

 とはいえ。「地の果てまできちゃった」感満載(笑)。

 

 今回お世話になったのが川島旅館さん。

 

 

 

kawashimaryokan.co.jp

 

 一人用の安いプランを利用しました。けど、大満足。

 

 

 お部屋はシンプル。トイレは外にあります。まぁ、お安いプランなので、一人で湯治目的ならこれで十分。

 

 ウェルカムティーに梅干し付き。うれしいサービス。

 なんかこういったちょっとしたサービスが充実していました。

 

 

 温泉は中湯と露天とがあって、熱すぎないお湯はずっと浸かっていられそう。私は温泉行くなら泉質が最重要項目なので、確かにこのお湯は良いです。

 

 さあごはん。

 ビールにサラダにサーモン漬け。ビールまでが含まれています。

 

 

 あんかけ豆腐。

 

 

 カレイの煮付け。

 

 

 牛肉玉子。

 


 ごはんとスープ。

 

 

 ヨーグルトのお酒を追加して。

 


 デザート。

 


 目新しさのあるごちそうではありませんが、ストンと胃に落ちる美味しいお食事。これはうれしいかも。

 

 旅館には猫ちゃんがいます。

 気が向いたらしくて、かなり遊んでくれました。わーい。

 

 

 実はサービスチケットでルームサービスが使えたので、お部屋でもビール。

 そのあと温泉。気持ちよい温泉でした。

 

 さて。朝。ちょっとした事件がありました(笑)。

 男女別のお風呂なのですが、夜中に男女が入れ替わるです。ですが、寝ぼけていた私は男風呂(昨夜までは女風呂)に突入。誰もいなかったので、そのままのんびり浸かっておりました。

 

 出る間際にどなたかいらして。でも、終わりだったので、そのままするーっと上がって。そこから男風呂に入っていたことに気がつく。

 

 ごめんなさい、見たくもないものを見せられて、セクハラですね。申し訳ないです。

 

 

 朝ごはん。

 

 

 この豊富という土地は豊かな土地なのだろう。畑作には寒すぎるので、酪農がメインだとのこと。丁寧に作られたおかずと。

 

 なんとバターバーが!

 

 

 バターを好きにとって、パンやごはんと一緒に楽しむことができます。

 このバターが美味しかったので、お土産にゲット。

 

 快適な滞在でした。

 

 

 帰りは、当初は電車を予定していたのですが、夕方からの用事に間に合わせるために高速バスの特急はぼろ号で。宿からバス停がすぐなので、利用しやすいです。

 

 しかし、まぁ、ひたすら乗り物に乗っていたような。豊富温泉はもっとゆっくりと時間をとって湯治したい場所です。また来ますね!

 

2回目メモ:

行き:

 札幌10:00→深川11:05 JR特急ライラック11号・旭川行 
 深川11:10→留萌12:07
 留萌駅前 12:40 → 豊富温泉 16:21

帰り:

 特急はぼろ号 豊富温泉 10:41 → 札幌 15:45

流氷 (知床・ウトロ温泉)

 北海道へ移住してきたものとしては、やはり流氷を見てみたいという思うのです。ですけれども、冬は入試業務が入ることがあるので、なんとなく旅行しにくいんです。また、今年は、共通テスト、前期、後期、大学院修・博、博士にいたっては試験問題の作題に口頭試問もあって、入試担当フルコース。こんなことは通常はないのだけど。

 

 なので、旅行は無理だろうと思っていたのだけど。

 

 スケジュールをにらめっこしながら、なんとか3日間(2/26-2/28)確保できそうなところを発見!そもそも今年の入試は土日なのだから代休があってしかるべきなのだけれども。

 そして、直前まで何かあってキャンセルの可能性もあるし、そもそも誰かとスケジュールを調整することは無理だと判断して、一人で旅立ちました!

 

 乗り鉄としては電車で行きたいのだけど、ここはショートカット。ちょっと時間節約。丘珠空港から女満別空港へ飛行機。

 プロペラ機、かわいい。

 

 

 プロペラ機に乗るのは久しぶりすぎて。プロペラが回り出したところで、胸が高鳴りすぎて倒れるんじゃないかと思ってしまいました(笑)。飛行機大好き。

 

 女満別空港からはバスでまずは網走流氷観光砕氷船おーろら乗り場へ。この時点では流氷は遙か彼方。おーろら号にも乗りたかったんだけど、混雑具合を見て、こちらにしなくてよかったかも。たくさんの観光の方が並んでおりました。

 

 そこから網走駅へ。

 

 

 お目当てはJRの「流氷物語号」です。本日最終日ということで、お見送り隊が。

 自由席もありますが、大人ですから、指定席をゲット。流氷側の席は指定席となっておりました。

 


 

 地元の大学生さんたちによるガイドで楽しく乗車。途中下車できるところもあります。そして、最初は流氷見えなくて諦めかけたのですが...、途中から流氷が!!!

 

 


 楽しい時間はあっという間。網走から知床斜里に到着。

 

 

 ここからバスでウトロ温泉へ。

 いや、ま、びっくりしました。バスで約1時間。ウトロ温泉まで来てみたら。

 流氷が水平線までぎっちり詰まってる。何これ。ウトロってこんなんなの???

 

 

 本日のお宿はホテル季風クラブ知床さん。事前に電話しておくと、バス停まで迎えにきてくれます。目の前がすぐ流氷で、こじんまりしているけれども、必要なものがすべて揃っている感じが快適な滞在。

 

www.kifuu.com

 

 一日目の夜ごはん。オイルフォンジュかと思ったのだけど、衣をつけて天ぷらフォンジュ。ああ、オイルフォンジュを久々に食べたくなった。

 ここは知床の日本酒と共に。

 

 

 メインの焼き物。お魚を選ぶことができます。

 



 夜に貸し切り露天風呂の予約をしていたのだけど、食後、うっかり寝てしまって電話をいただいて起きる。寒いけど、露天風呂素敵。

 

 さて。朝ごはん。

 お野菜たっぷりの満足朝ごはん。私はビュッフェ形式だと食べ過ぎてしまうので、この方が良い。

 

 



 ということで、おなかもいっぱいになったところでお外に散歩へ。

 今回、なかなか予定が決まらなかったこともあって、現地ツアーは頼んでいなかったのだけど、流氷ウォークが大人気。あちこちでドライスーツに身を包んだ観光客さんたちが歩いています。

 

 流氷ダイビングもできるみたい。

 

 しっかし。本当に水平線までぎっちり流氷。そして良い天気。

 

 


 お散歩途中でおじさんに教えてもらう。羅臼岳もくっきり。

 



 一通り散歩したところで、お隣の海に桂田さんの日帰り温泉で露天風呂を楽しみながら夕暮れを待つ。

 

www.shiretoko-hotel.jp

 

 帰り道。流氷の海に日が沈む。

 

 

 

 

 ああ、来てよかった。自然が織りなす芸術作品。この目で見られて良かった。

 

 

 二日目の夜ごはん。お野菜たっぷり健康的。

 

 

 夜の露天風呂からは、北斗七星がとてもきれいに見える。

 おやすみなさい。

 

 翌朝ごはん。おかずの品数も多くて、大満足。

 

 

 さて。帰ります。

 ここからバスターミナルまで送ってもらって、バスで知床斜里へ。少し待ち時間が発生するけれども、お目当ての電車を待ちます。

 

 

 

 網走-釧路を結ぶしれとこ摩周号。

 釧路湿原をつっきって走るので、乗りごたえあります!

 

 

 とてもあたたかな日で、釧路なのにプラス6度。雪、溶けちゃうよ。

 釧路駅からはバスで釧路空港へ。今度は釧路から丘珠に飛びます。到着機遅れで少し遅くなりましたが、冬にここまで特に問題なく移動できたことの方がラッキー。

 

 またしてもぷろぺら機。かわいい。

 

 

 

 ということで、2泊3日の流氷を見る旅、無事帰宅。

 いいなぁ、ウトロ。一面の流氷の海。毎年行きたい。来年はアクティビティも楽しみたい。さすが北海道。

 

 そして。帰ってからそのままワイン会へ(笑)。

 

  

わかさぎ釣り (三笠市・桂沢湖)

 わかさぎ釣りといえば、岩手県の岩洞湖が有名なのですが、近くを通る機会はあったものの、ご縁がなくそのまま北海道へ。でも、わかさぎ釣りも行ってみたいと思っていたところ、畑の中のレストランEKARAさんのとても素敵なツアーを発見。

 せっかくの北国暮らし、参加してみることにしました。

 

r.goope.jp

 

 集合は岩見沢駅9時。この時期、JRの運行が心配だったのですが...、天気予報とにらめっこしてJRにするかバスにするか。濃霧で少し遅れたものの、JRで無事に到着しました。

 岩見沢駅には、EKARAの代表の鈴木さんがハイエースで迎えにきてくれています。今日はよろしくお願いします。

 岩見沢、三笠の市街地を通り過ぎて、どんどん山の中へ。1時間ほどのドライブ。

 

 自然のまっただ中。

 桂沢湖氷上わかさぎ釣りは観光化されていなくて、地元の人たちが楽しむためのもの。テントも釣り道具も持参が基本で、今回は鈴木さんが用意してくれていました。けど、風もなくそれほど寒くもなかったので、テントは立てずにやわらかな冬の陽ざしをあびながら釣ることにしました。

 

 

 氷の上にはこのように四角い穴があって。木の蓋を開けて釣りをします。

 

 

 

 なんか、湖の中に頭を突っ込む自分の姿がリアルに想像できてしまい。。。(汗)

 

 

 

 観光用ではないがちの釣りなので、なかなか釣れない(汗)。

 きましたー!記念すべき最初の1匹です!やったー!

 

 

 

 鈴木さんからは、底の方のわかさぎを狙うように言われたのだけど。上の方に冷やかしにきているわかさぎさんたちがいたので、試しに狙ってみたところ。

 

 大ヒット!2匹同時に釣れているの、わかりますか??

 

 

 この、水の中をじーっと見つめて、狙いを定めたわかさぎを攻めていくのは、子供がよく使う手法らしいです(笑)。

 

 がちのわかさぎ釣りの場合、時期(1月末ぐらい)&時間(それこそ9時に撤収するぐらい)がもっと早いらしいです。なんだかんだって今回も観光ツアーですね。

 

 しかし。わかさぎ釣りと言えば餌。餌も自分で付けましたよ。指痛くしながら。

 



 3人でがんばった成果。

 桂沢湖ダム湖なんだそうですが、生活排水が入らないので、小ぶりだけれども美味しいわかさぎが育つんだそうです。しかし、自然のまっただ中でわかさぎに対峙する静かな時間、これははやりの言葉でいうとマインドフルネスですね。

 

 

 さて。お昼になったので移動。

 このツアーのすごいところは、ここからエカラさんランチになるところなのです!

 駅まで送迎付きでJRで来ているので、ということはですよ、ワインが飲めちゃうのですよ。ハンドルキーパーがいらないのです!

 

 ということで、空知ワイン赤白飲み比べをつけて。

 

 

 おしゃれ前菜。空知の恵まれた食材を丁寧に。

 

 先ほどのわかさぎはシェフがフリットに。贅沢。

 なので、釣れなかったらどうしよう、このサイズだと天かすになっちゃう!という話題は何度も(笑)。

 

 

 

 二人だったので、パスタとピザと両方を。パスタは2種類の味を1つのピザにあわせてもらいました。メニューの写真も撮っておけばよかった。

 

 

 

 多分、鈴木農園のカボチャのパスタ。

 

 

 あんまり写真映えしないけど、美味しい。多分4種類のチーズのピザに蜂蜜つきと、この地味な方はなんだっけ。

 

 朝から寒いところで動いたので、もう気持ちよくてすぐ寝られそうな状態に。

 でも。デザートもついている。

 

 

 

 今は冬なので真っ白だけど、緑の季節になったら、緑が目に痛いぐらいなんだろうなぁ。楽しみ。

 

 

 食事の後は、再び鈴木さんに岩見沢駅まで送ってもらいました。とにかく贅沢。そして、気兼ねなくワインが飲める!

 一組に代表の鈴木さんがついてくれて、エカラさんのランチついて、それで一人8800円なんだから、このツアーを知ってしまうと、他の選択肢はないな。

 

 そして、緑の季節の再訪を誓って。

 そして、エカラさんの挑戦に敬意を表して。また遊びにきます!

 

 

 

 

 

 

真心庵 天真 (札幌・円山)

 天ぷらとワインの会にお誘いいただき、参加してきました。

 場所は天ぷらの天真さん。うちから歩けるのではないかと思い、バスに乗りなさいというアドバイスにも関わらず?天気も悪くなかったので歩いてみました。一応、余裕をみて1時間前におうちをでて、余裕で到着(笑)。車に乗らない人なので、歩かないとますます土地勘がつかないからね。

 

 とはいえ。入り口はわかりにくいです。さかな・真心庵さんの入り口とは別の少し入ったところにあります。

 

 

 

 カウンターのみ10席。贅沢な空間。

 特に窓からの景色が素敵。これはどなたかいらしてくれたら連れて行かねば。

 

 

 最初のワイン。マグナムボトルのシャンパーニュ。私はかなりワインに詳しくないのですが、美味しかった...。

 



 天ぷらがはじまる前に。えーん、メモがない(涙)。

 



 天ぷら。最初は車エビの足の部分。

 ポリポリとお塩でいただきます。

 


 

 次に車海老本体。海老はお塩で。と、高校生の頃の塾の先生に習った。こういうことはよく覚えているなぁ(笑)。この塾の先生には、アルバイトで入っていた頃にいろんなものを食べさせてもらっていました。この頃からそーいう資質があったらしいです。別にそれで何か見返りを求められたりということもなく。というところも含めて。

 

 

 そして。メモにはこのあと、もんごういか、東京湾のキス、あなご、なすと書かれているのに、今度は写真がない!なんてこと。というか、私、完全に舞い上がっておりますね(汗)。

 

 塩だけでなく、天つゆと大根おろし(食べ放題)がたっぷりあるので、一口目は塩、その次は大根おろし、最後は天つゆという食べ方もできます。

 気を取り直して。

 特別メニュー。お口直しに。カプレーゼかな。

 

 

 時期ですからね。大好きな山菜の天ぷら。こごみとたらのめ。

 たらのめの天ぷらって、なんて美味しいんだろう。誰が考え出したんだろう。って思う。

 

 

 しいたけさん。しいたけはワインに合わせにくいのだけど、赤でがっつり。

 

 

 ホタテさん。大葉で巻いて一手間。

 

 


 こだわりのワインは、、美味しいで終わってしまう(笑)。

 



 こちらも特別メニュー。美蘭牛の天ぷら。きれいな赤身。今度はローストで食べてみたい。短角牛ラブな私ですが、北海道の畜産も勉強しよう。

 

 


 なんかもうわからない(笑)。

 

 


 炊きたてのごはんに天丼。お味噌汁。

 日本人の大好きな味。落ち着きますね。

 

 

 楽しい時間も終わりが近い。抹茶のくずまんじゅうと珈琲。

 

 

 今日も美味しくいただきました。

 



 さて。こんなに写真取り損ねているのに記事にしておこうと思った理由。それは、ここの地下にあるワインセラーの存在です。

 

 入り口入ったあたりから地下が見えるのですが。

 

 

 このように立派なワインセラー。中に入って見せてもらうこともできます。

 今回はここから選んだわけではないので、ラインナップはわからないのですが...、ご紹介いただいた方々は褒めていらしたので、良いんだと思います。

 

 


 この非日常感がなんとも楽しい。

 ランチであればなんとか出せる範囲内なので、札幌にいらしたらご案内いたします。ぜひぜひご連絡くださいませー。

 

www.shinshinan-tenshin.com

 

シャンパーニュと天ぷらの夕べ (札幌・てんぷら松)

 シャンパーニュと天ぷらの夕べ。

 なんて素敵な響き。美味しい天ぷらを久しく食べていない。

 ということで、すすきのにあるのにとてもリーズナブルで美味しい天ぷらをいただける天ぷら松さんでの新年会です。

 

 

 今日のテーマはシャンパーニュと天ぷら。おそらく天ぷらの塩にはシャンパーニュ、つゆには赤があうだろうとのセレクション。期待が高まります。

 

 

 いただいたリストによると。

 カナール・デュシェーヌさんの

 ・ブリュット N.V.

 ・キュヴェ レオニー N.V.

 ・キュヴェ レオニー ロゼ N.V.

 ・シャルル7世 ブラン・ド・ブラン N.V.

 ・キュヴェ Ⅴ ブラン・ド・ノワール ブリュット・ナチュール  2012

 ジュラール・ラフェさんの

 ・ブルゴーニュ ルージュ 2020

 ・ジュヴレ・シャンベルタン 2020

 ・シャンボール・ミュジニー 2020

というラインナップ。

 

 そして、最初にお吸い物。最強寒波が来ている中だったので、暖まる。

 

 

 さて。天ぷらです。

 感じの良い女将が揚げてくれます。

 

 一品目はちか。ちかって何??

 北海道でよくとれるお魚で、ワカサギのような味がすると。なるほど。

 

 

 お塩とおつゆと両方で味わう。シャンパーニュが美味しい!

 

 二品目は菜の花。春の香り。

 

 

 塩でシャンパーニュかな。

 三品目は海老。塩でしょう。

 

 

 といいながら、最後おつゆにつけて赤ワインで味わう。

 

 そしてここで大根のサラダ。

 このドレッシングが。びっくりするほど美味しい!

 

 

 そして。

 赤ワイン用のブルゴーニュグラスにシャンパーニュを入れると。白ワインになることを発見(笑)。

 

 こちらも箸休め。上州葱。味付け済み。

 

 

 赤ワインでもシャンパーニュでも。とにかく良いです。

 

 帆立。ふっくらぷるん。

 

 

 うむー。塩もつゆも赤も泡も一緒くた。

 

 しいたけ。

 

 

 しいたけとワインは難しい。けど、これはつゆにつけて赤ワイン。うん、美味しい。

 

 鯛の大葉巻き。

 これは塩?

 

 

 この頃になると味がわからない(笑)。

 

 最後は穴子。ふっくら。

 

 

 塩とつゆとでそれぞれいただいて。泡と赤で美味しくいただいたので、良しとします。

 

 最後は天茶をいただきました。天丼とお味噌汁という組み合わせもできます。

 

 

 いやぁ、今日もよく飲みました。

 

 

 しかし、とっても素敵なお店で。そんなに高すぎなくて、普段使いできるところが何より。いいお店を知ることができてうれしい!

 

 

 

 

 その後。

 

 最強寒波がきていて、とんでもなく寒い夜のすすきのを。

 なぜか次のお店へ。

 私はここに自力で行ける気がしないのだけれども、ワインもお料理もすんごいので、そのうちまとめたいと思います。

 

 

 

 ビストロポワルさんというみたいです。店主さんのインパクトが強いので、忘れられない(笑)。

 

 

 

 

忘年ワイン会 - 世界で活躍する日本人醸造家(札幌・Food Craftory Amoir)

 いつもお世話になっているワイン会の忘年会。

 日程によっては諦めなければならないかと思っていましたが、なんともちょうど口頭試問の日になったので、勝手に打ち上げとなりました。

 

 今日のお題は世界で活躍する日本人醸造家。そう、日本人は世界中のあちこちで活躍されているのですよね。

 

 本日の会場。Food Craftory Amoirさん。

 見逃してしまうところだった。

 

 

 そして、忘年会のゲームとして、最初にブラインドだって。でも、とにかく語彙がないから、葡萄の種類も何もわからないから。思いつき大作戦??

 けど、この白ワイン。最初は葡萄の皮のような苦みが最後に残ったのだけど、温度があがってきたら、マイルドに。そして一皿目のゆり根の甘さによくあう。

 

 さて、乾杯は仲田晃司さんのフランス・ブルゴーニュの泡。

 口頭試問修了おめでとうございまーす!と、自分の都合で勝手にお祝い。

 

 

 一皿目。

 占冠:ゆり根 すり流し

 甘エビ 利尻昆布&鮪節

 

 

 器に目を奪われてしまいますが。ゆり根の甘さがまったり良い感じに。そして、ブラインドの白ワインがそれをまろやかに包む。素敵なマリアージュ

 

 二皿目。

 愛媛:縞鰺 あぶり焼き

    すだち 柑橘エキス ハーブ ライム

 

 

 さっぱりしていて食が進む。

 2つめの白ワイン。徳岡史子さんのドイツ・リースリングの白ワイン。

 

 

 さて、ここで三皿目はなんと。

 羅臼:真鱈白子 フリット

    じゃがバター あおさ海苔 旨味ナージュ

 

 

 このね、敷いてあるソースが本当に美味しくて。白子を崩しながら一緒に食べるのだけど。そういえば雲丹にも青さがあったはずで、海の物を美味しくしてくれるのかもしれない。

 

 次は佐藤圭史さんの南アフリカの白。葡萄の品種がシュナン・ブラン。お初にお目にかかかります。

 

 

 

 お次の一皿は。

 音更:根セロリ&ポワロー葱 ポタージュ

    赤海老 桜海老 シュリンプリゾット 海老エキス

 

 

 不思議な組み合わせ。でも、見事に調和。

 

 次はラドクリフ敦子さんのオーストラリアのシャルドネ。白。

 

 

 南アフリカとかオーストラリアとか。いわゆる第三世界ワイン。なんとなく日本人が活躍できそうな立ち位置に感じる。

 

 愛媛:真鯛 ムニエル

    幻味舞茸 発酵梅味噌クリーム いくら ヒメレモン

 

 

 このお皿の使い方がね。でかいお皿で真ん中にはのせないのは、おそらくシェフのこだわり。わからないけど。

 

 中野雄輝さんの宮城県ロゼワイン。微発泡の昼さがりワイン。

 ああ、これは典型的な昼下がりワイン。昼下がりの公園で美味しいパンを食べながら友達とおしゃべり。を演出してくれる。

 

 

 

 というところでメイン。鹿のグリエ。

 白糟:蝦夷鹿 グリエ

    ビーツ 梅 フランボワーズ トレヴィス 紫紫蘇 ピンクペッパー

 

 

 ピンクで決めてきました!

 それならば赤で。

 

 栗山明子さんのフランス・ブルゴーニュの赤。

 

 

 そして、百合草梨紗さんのフランス・ボルドーの赤。

 

 

 この鹿肉のグリエだとボルドーかなぁ。華やかなブルゴーニュとどっしりとしたボルドーと。両方とも特徴をよく表していたと思います。

 

 さて。ブライドワインの正体は。

 

 

 伊藤啓孝さんのフランス・ブルゴーニュの白。品種はアリゴテ。知りませんよ、アリゴテ。

 

 そして、なぜか「フランス」だけがあたってしまったことによって、プレゼントのワインもいただいてしまいました(汗)。

 こちらも日本人醸造家。三澤彩奈さんのグリド甲州。山梨の白ワイン。

 

 

 楽しすぎる時間は過ぎ去るのもはやい。

 

 最後はデザート。

 愛媛:岩城島 まどんなちゃん

    エルダーフラワー バニラ ミント

 

 

 お料理。ベースはフレンチなのかな、と思うのだけど、日本人が好みそうな絶妙な組み合わせと味付けが美味しかった。何かの時にまた遊びにきます。

 

 今夜もいっぱい飲みました。

 

 

 いや、ほんとに、D論口頭試問を修了した私のためにありがとうございます(嘘)。

 まったくたまたまなんですけど、なんかとってもうれしかった。

 

 今後もよろしくお願いします。

 

ななしの庵 2022冬 (岩手県盛岡市)

 この世の終わりにもう一度だけ好きなところで好きなものを食べていいよ、と言われたら、このななしの庵さんにする。と思う。

 

 札幌は都会で楽しくて美味しいんですけれども、このお店には今までご一緒してくださった多くの方々との記憶も刻まれていて。だから、そう簡単にほかのところでは替えがきかない。

 

 年明け、内装に手を入れるようですが、どんなになるのかな。

 

 12月。まだ雪は積もっていないけれども、冬。何か干してます(笑)。

 看板も何もないから、外側からは何なのかわからない。

 

 

 寒くなったら熱燗。店主に熱燗をおまかせ。

 おちょこはお気に入りの金魚を狙っている猫の手の柄の。

 

 

 

 最初の一品目からお椀。

 雉頭大根。大根の皮のきんぴらとともに。

 


 はふはふして食べると、体があたたまる。

 

 そして、二皿目がおつまみという。いや、飲むけど。

 干し柿

 あやめ雪(小かぶ)

 からすみ

 ゼンマイ干したんと三陸ジンジャー

 銀杏とむかご 菜種油炒め

 

 

 ということで、次の熱燗。

 

 

 古伊万里の上のおつまみは、もったいないので。ちびちびつまめるようにとっておく。

 そして。キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 鱈菊。下に昆布。そしてフキノトウ

 冬の味覚の鱈菊+春の味覚のフキノトウ。実はフキノトウはこの寒い時期に土の中で成長しているとのこと。それを雪が降る前に掘り出して。なんて贅沢。

 北海道では鱈菊のことをタチというのだけど、私は鱈菊の響きの方が好き。

 

 

 そして、同じく冬の味覚のぶり。宮古のぶりで背中側。

 確かにここでお刺身は久しぶりかも。

 

 

 

 いやぁ、酒が進む。次の熱燗。

 

 

 

 ホタテである。 

 寄り添っているのはラフランス。どぶろく酢漬け。そして、ほやを乾煎りしてフレークにしたものが振りかけてある。

 

 

 んご、贅沢。

 しいたけ。三年物のサバの塩漬け、小麦、行者ニンニク漬け。

 

 

 ワインでシイタケがでると大変なのだけれども、日本酒ならOK。食事との相性という点では、日本酒は本当に懐が広い。

 

 そして、日本酒が進んでしまい、大変である。

 

 

 

 さきほど、ぶりの背中側をお刺身でいただいたので、おなか側はぶり大根に。

 ぶり大根。女山三月大根と一緒に。刻んだゆずをかけて。

 

 

 

 うっほー。今度はアワビ。

 天然アワビを昆布と一緒に半日炊いて、じっくり焼いた人参とともに。

 

 

 肝がさりげなく追加。

 お酒が進んじゃうよぉ。

 

 

 実はこのころまで、まだおつまみ皿におつまみが残っておりまして。

 ああ、お酒が美味しい。

 

 本日のメイン。炭火でじっくり火入れしたいわて短角牛。

 

 

 私が短角牛好きなの知ってるから。しっかり赤身。大好き。

 

 そして仕上げはごはんセット。

 お味噌汁とごはんとおしんこ。に加えて。卵2種。卵黄といくら。

 

 

 いつも思うのだけど、この世の終わりに最後1つだけ好きなものを食べさせてあげるといわれたら。ごはんだろうな。って。

 日常。ばくばく食べるわけではないけれども。この美味しさがわかるのは日本人なのだろうと思う。

 

 デザートは昔アイス。

 アイスはあきらめて、と言われていたのだけど、なんとかしてくれました。だって、この昔アイス食べたい。食べたいんだもん。

 

 

 本日もおいしくいただきました。

 

 年に2回程度の楽しみになってしまうというのが大変に悲しいし。そして、店主の石川さんにもさらなる飛躍の時がくるかもしれない。その一期一会を大切にしつつ。そうなんだな、楽しかった時間がつまっているから。なかなか他のところと替えがきかない。

 

 今日もおいしい時間を大切に。