Rie’s diary

おいしいものと旅行が大好きです。

日本酒の会 Due Mani & ななしの庵 (盛岡)

 今夜はイタリアンとナチュールワインのDueManiさんでの日本酒の会。日本酒のセレクションとサーブはななしの庵の石川さん。私のガチの好み同士のコラボという至福。

 打合せが長引いて乾杯に間に合わないかも!と思いましたが、なんとかセーフ。店内、女子率がひじょーに高い(笑)。

 

 さて。乾杯は日本酒で。竹鶴の常温。

 

 

 
 前菜の盛り合わせ
 ・新生姜とリコッタチーズのヌーディ
 ・山地酪農さんのクリームチーズ「白仙」白桃とラベンダーのジャム添え
 ・切り干し雉頭大根とドライトマトのサラダ
 ・山形村短角牛レバームースのクロスティー

 

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 いつもなら控えめにいただくパンを積極的にいただいたりして。

 

 日本酒がおもしろい。同じお酒だけど、最初は常温。次は30度まで燗したものを20度に下げたもの。30度のぬる燗。50度の熱燗。ボタニカルブランデーを垂らしたもの。キンキンに冷やしたもの。これは、お酒の扱いにたけた石川さんがその場に「いる」からの贅沢。

 

 酒は純米・燗ならなお良し。
 声に出して読んでみましょう。

 

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 ニョッキ 菊芋とゴルゴンゾーラのソース


 濁りのある日本酒とチーズの風味がよい感じにマリアージュ南部美人さんのお酒と合わせていただきます。

 

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 鳥取の幻の酒米「強力」(その中でも昔の栽培方法で栽培された「先祖帰り強力」)を使ったお酒「強力」。少し色のついたお酒をいただいたときに土の気配を感じました。かっこよく言うと、「テロワールを感じ取れる日本酒」。ナチュールワインも同様に土の香りがしたりするのですが、なるほど。ワインも日本酒も同じ醸造酒だもんね。

 


 燗にするとまた印象が違ってきます。少し温めることで、今度はこの「テロワール(土)感」がマイルドに。おもしろい。ナチュールワインも温めてみるとそうなるのかしらん。

 


 山田産カキとゴボウのリゾット

 

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 ふっくりぷりぷりのカキとごぼうが「強力」の土の気配によく合うこと。

 

 石川さんがいろいろな温度に燗をしたり、冷やしておいたりした日本酒をがんがんいただきます。やわらぎ水は鉄瓶で沸かした白湯。やさしい味わい。話もいろいろ盛り上がります。

 

 

 亜麻豚バラ肉のソテー ハバネロ風味の金美人参のソース

 柔らかく臭みのない豚肉をほくほくと。バラ肉だから脂もあるはずなんですが、まったく脂っぽくなく。さらにこの金美人参。人参臭さがまったくなくて、たぶん、ニンジン嫌いのお子さんでも食べられると思う。おいしい。

 

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 あっという間に最後。デザート。

 干し柿のシロップ煮 ヴェッキオサンペーリ風味のセミフレッド添え

 

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 ああ、幸せ。


 今回の会、日本酒会としては日本酒の「種類」はそんなに多くはありません。素人の集まりの日本酒会でも、もーっと種類の多い日本酒会はどこにでもあるでしょう。だけど。石川さんがいることで。最初は常温。次は30度まで燗したものを20度に下げたもの。30度のぬる燗。50度の熱燗。ボタニカルブランデーを垂らしたもの。キンキンに冷やしたもの。と、同じお酒でも様々なポテンシャルを秘めていることを体験させてくれる。これが「会」を開く、そして参加する醍醐味なんでしょうね。

 

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 また、熟成酒のシンカメや幻の酒米強力の強力など、個性豊かなお酒だから、石川さんの腕前によって味が七変化を遂げている。本当にこの場にいられてよかった。ちなみに、シンカメの熟成酒は、シェフのおざわさんの秘蔵酒だったそうで(笑)。

 

 ちょっと食べすぎ飲みすぎでしたが、次の日に予定のない金曜日だったので、本気で酔っぱらいました。これで会費6000円なんて、ありがとうございます。次回もぜひぜひ参加させてくださーい!

 

 

 

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