とおの屋 要さんのところの若手が盛岡にレストランをひらいたとお伺いし。機会をうかがって訪問。
一組貸し切り営業。当然のことながら要予約。
いただいた地図を頼りに探してみる。盛岡のこの辺りは歩くこともあまりなくて、土地の配置がよくわからない。
看板もでていないけれども、なんかおしゃれ感が漂う。
お客さんは昼夜一組のみ。贅沢な空間。
要さんの縁者さまなら、まずはどぶろく。こちらはグラスで。
やわらかな日のひかりが心地よい。
最初の一皿。
遠野一号ライスコロッケ。
玄米、山しいたけ、かぼちゃのソース。
サクッとライスコロッケ。おいしい。
目の前でチーズがふんわりと削られて。
麦かっけと羊のミルクのチーズ。
これはこれは。このたっぷりのふわふわチーズがおいしすぎて。
いつまででも食べていたい。
こちらはワインはボトルのみ。ということで、イタリアンワインを。
うん、なんかこの昼下がり感がたまらない。
お次の一皿はニョッキの上にむきたけのソテー。
むきたけ、良いお味。
オーブンの中で焼かれていたココットが。
おいしそうなにおいと色のココットの中身が。
なんとお椀に!?
ふたごさといもと山白玉のお椀。
昆布で炊いて、パン粉の生地で、ココットに入れてオーブンでふんわり。
ココットの中身がお椀に入るとは。思わないよね。
トリッパのムニエルと白菜。
白菜、甘い。ㇳリッパがムニエルになるなんて。ちょっと若者向けではあるけれども。
メインの前に箸休め。プラタチーズ。遠野のリンゴと洋梨。
なんてことだ、写真がないぞ!
と、少し落ち着けたところで、メインを。
牛肉の赤ワイン煮込み フォッカッチャを敷いて。
しっかり煮込まれて美味しい。
おなかの具合を確認してくれたけれども、そんなの、食べるに決まっているじゃないですか!
ということで、
干しイワシのソース、梅干しとセリとアンチョビ、手仕事パスタ。
ええ、お上品な量なので、完食。
デザートは、柿とパンナコッタ。米麹と豆乳のソースにりんごの花のはちみつ。
このりんごの花のはちみつが。良い仕事をされている。うむ。
わずかなのにこのデザートの味を主導している。
最後、コーヒーを追加してみました。
ごちそうさま。おいしかったです。
私たちに対して店主様が一人でつきっきりで対応してくださるのですが、その手際の良さに感心させられました。使ったお皿はその場で洗って乾燥させて、次にまた登場。ぐらいの手際の良さ。だから、お皿の枚数もそれほどなくてもまわせるそう。
教えて育むというコンセプトのレストラン。正直、「とおの屋 要」の看板がなければ。残念ながらまだこのお値段を出す人は多くないだろうけれども、ぜひ、自分の考えるところを突き詰めて。そして、お客さまに育んでもらって。
次回の訪問時には、もっともーっと美味しいお料理を食べさせてくれることを期待しております。